恵比寿駅の西口から徒歩2分という好立地にある、あじまビューティークリニック。院長 安嶋康治先生は目元の手術の名医として有名な先生です。「時間を巻き戻すように、自然なアンチエイジングを叶えてあげたい」と話す先生の、美容医療にかける想いを伺いました。
____先生が美容外科の道に進まれた経緯を教えてください。
安嶋康治先生医学部を卒業した後は、東京女子医科大学の形成外科医局で10年ほどその後、医局を離れて埼玉県内の総合病院に入職し、そこで形成外科を開設して4年ほど勤務しました。形成外科の診療を大学病院だけでなく、地域にある病院でも受診できるようにしたかったんです。 その総合病院で、形成外科全般を診療している中で、美容のニーズをすごく感じましたし、また、形成外科の手術技術をさらに高めていけるのは美容外科だろうと感じ、それから美容の道に進みました。
____クリニックに来院される患者さまで、多いお悩みを教えてください。
安嶋康治先生私が目元の手術が得意ということもあり、30代・40代以降で目元にエイジングのお悩みを抱えている患者さまが多く来てくださいます。
____目元のエイジングというのは、いわゆる眼瞼下垂ですか?
安嶋康治先生眼瞼下垂は、目元のエイジングとは少し違うんです。
眼瞼下垂とは、目を開ける筋肉が衰えることにより、目が開けづらかったり瞼が目にかかってくる疾患のことです。
エイジングによる瞼のたるみは、筋肉は元気だけれども肌老化によって皮膚が垂れ下がってくることで、結果として一重に見えたり、瞼が目にかかったりする状態です。
クリニックでは、こういった目元のエイジングに対してご提案や施術を行っています。
____先生が目元の施術でお得意とされているのが「眉下切開」と「上眼瞼皮膚切除術」ですよね。
安嶋康治先生そうですね。眉下の皮膚を切除する施術(眉下切開*1)と、二重のラインに合わせて皮膚切開(上眼瞼皮膚切除術*2)をする施術になります。
主には眉下切開をされる患者さまの方が多いですね。
眉下切開はその方のお顔の印象を大きく変えずに自然なアンチエイジングができる手術です。
____上眼瞼皮膚切除術はどういった場合に行われるのでしょうか。
安嶋康治先生二重の左右差が気になっていて、たるみを取るついでに左右差を揃えたい場合などに、上眼瞼皮膚切除術を行うこともありますね。
ただ、瞼の中でも下側(睫毛に近い部分)の方が眉下部分に比べて皮膚が薄く、その薄い皮膚を切除する手術となるため、手術後に印象が変わることもあります。
より自然に、5年前~10年前の目元に戻したいという方は、眉下切開がおすすめです。
____私も昔より二重幅が狭くなって少し目を開けた時に違和感がある気がします。
安嶋康治先生そうですね、右目の瞼が少し皮膚が下がって被ってきています。それがエイジングのサインです。
____では私も眉下切開の対象なんですね…。
安嶋康治先生いや、そうとも限りません。眉下と目の間があまり広くないので、眉下切開をしてしまうと顔が少しキツい印象になってしまう可能性があります。 皮膚が下がってきたら何でも眉下切開が適応になるということではありません。現状では二重幅を整える埋没法という選択肢もあると思いますよ。
____なるほど。瞼が垂れた場合でもいろんな選択肢があるんですね!
安嶋康治先生そうですね。だから私はカウンセリングをとても重要視していて、できるだけ自然に仕上がるようにご提案させて頂いています。提案力には自信がありますね。
____目元のエイジングをできるだけ防ぐために心がけることはありますか?
安嶋康治先生ボトックス*3 はエイジングケアとして、すごく重要だと思っています。
お洋服をイメージしてもらうとわかりやすいのですが、お気に入りの服ってたくさん着るからすぐ繊維が傷んでヨレたりするじゃないですか。
お肌もそれと同じで、顔を動かすほどコラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾力をつかさどる成分が減ったり、線維が乱れたりいくんです。
だから、定期的にボトックスを打ってその動きを制限してあげるのは、シワを寄せなくするというだけでなく、肌質の維持するという意味でも理に適っている治療と言えます。
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____ボトックス以外におすすめはありますか?
安嶋康治先生おでこやこめかみにヒアルロン酸 *4 を注入するのもおすすめです。
年齢を重ねると、眉毛あたりの骨が角張って、その上のおでこやこめかみが痩せてくるため、全体的にゴツゴツした印象になってきます。
ヒアルロン酸でおでこやこめかみの形を丸く整えてあげると、若々しく、明るく見えますし、優し気な印象にもつながりますよ。
_____なるほど。ヒアルロン酸で骨格を整えることもできるんですね!
安嶋康治先生最近のヒアルロン酸は本当に優秀で、肌の保湿力や保水力を変える製剤もあります。 クリニックでも扱っているスネコス *5 やボライト *4 などもヒアルロン酸製剤の一種ですが、肌のコラーゲンを増やしたり、保水力を高めたりする効果が期待できます。 「なんかお肌もっちりしてるね、スキンケア変えたの?」といった感じで、形を大きく変えることなく肌質を改善することで自然なエイジングケアができます。 内側からエイジングケアができるような製剤もこれからどんどん進化していくと思いますよ。
___先生がご自身で取り入れ続けたい美容施術、もしくはアラフォー女性におすすめの施術はありますか?
安嶋康治先生やはりボトックスやヒアルロン酸は多くの方におすすめできる施術ですね。状態に合わせて、これらの製剤を上手に使っていくことがお手軽に若さを保つ秘訣だと思います。 わたしは手術でご指名頂くことが多いんですけど、最近はボトックスやヒアルロン酸でご指名頂くこともかなり多くなりました。
____先生がご自身を何かの名医というとしたら、何の名医でしょうか。
安嶋康治先生「リバースエイジング」の名医ですかね。時間を巻き戻してあげるような、昔の自分に戻してあげるようや施術を得意としています。
____最後に、患者さまと向き合う時に大切にされていることを教えてください。
安嶋康治先生昔と比べて身近になってきたとはいえ、美容クリニックってやはり緊張される方が多いと思います。ご自身の希望や思っていることをなかなか口に出せない方もいらっしゃるので、患者さまの想いやお悩みカウンセリングでいかに上手にお話を聞き出し、お伝えするかが重要です。 イメージの共有が一番の成功ポイントだと思うので、患者さまにもリラックスしてカウンセリングをお受け頂いて、ご納得いただけるところまでお話しするように心がけています。