自分の性器について誰にも言えず、真剣に悩んでいる男性は多いのではないでしょうか? 銀座一丁目駅より徒歩1分の場所に位置するPRO CLINICでは、患者さま一人ひとりの個別のニーズに応えるオーダーメイド治療を心がけています。今回は院長を務める柚﨑一輝(ゆざき いっき)先生に、包茎治療のメリットや包茎手術の流れ、患者さまとの向き合い方などについて詳しくお話を伺いました。
人を幸せにする仕事がしたかった
___先生が医療の道をめざしたきっかけについて教えていただけますか?
柚﨑一輝先生以前から人を幸せにする仕事、感謝される仕事をしたいと思っていました。「そのような仕事は何か?」と模索していたとき、医師である父を見て、自分も医師になりたいと考えるようになりました。
とくに僕が興味を抱いたのが形成外科の仕事です。なぜなら、人は見た目が良くなったときに一番幸せを感じるからです。形成外科の仕事は交通事故で鼻を失った方に新しい鼻を作ったり、乳がんで乳房を失った方に新しく乳房を作ったりすること。しかし、そうした治療では未完成な施術も多く、本当に患者さまを幸せにすることはできないと感じました。
そこで美容外科を始めたわけです。ずっとひとりで悩んでいた女性を喜ばせることができて、非常に嬉しかったですね。
___なぜ包茎治療をしようと思ったのでしょうか?
柚﨑一輝先生理由は2つあります。
1つは患者さまの満足度が高いこと。人を幸せにしたいということで僕は医師になり、今までたくさんの形成外科手術、美容外科手術を行ってきました。その中で最も患者さまの満足度が高かったのが包茎治療なんですね。包茎の患者さまの悩みは深刻で、パートナーや大切な人から傷つくような言葉を言われてしまい、コンプレックスを持っている方が多くいらっしゃいます。しかし治療後、患者さまは別人のように明るくなります。非常に満足してくださり、「ぜひ皆さんも治療を受けた方がいいですよ」と顔出しでビデオを撮らせてくださった方もいたほどです。
もう1つは、包茎治療がマーケット的に強い点です。10年前は脱毛ブームがありました。メンズエステで医療脱毛がかなり流行していたのですが、現在はブームも過ぎ去り、倒産した脱毛クリニックも多くあります。その後、女性の美容外科で二重埋没法や顔の脂肪吸引、糸リフトが流行りましたが、それも既に下火です。今は包茎治療がブームになりつつあるんですね。
___包茎治療には泌尿器科と形成外科がありますが、両者の違いはなんでしょうか?
柚﨑一輝先生包茎治療というと、泌尿器科か形成外科で迷われる方もいらっしゃるかと思います。泌尿器科では、包茎だけではなく膀胱や前立腺など体の内部を治療するのが得意です。一方形成外科では、傷跡をいかに綺麗に治療するかに重点を置いています。
ですから見た目を綺麗にして、傷跡がわからないような治療をお望みでしたら形成外科で包茎治療をするのがおすすめです。
___クリニック開業まで、どのような経緯があったのでしょうか?
柚﨑一輝先生慶應義塾大学医学部形成外科を卒業後、同病院で形成外科のチーフレジデント・助教授を歴任。東京イセアクリニック 美容外科、Aクリニック池袋院 美容外科の院長を経て、2023年に美容外科の開業コンサルティングを行う株式会社LUNA CAMELを設立しました。
2023年に美容クリニック運営・美容医療・再生医療を行う一般社団法人CUTIEを設立後、2024年3月に包茎治療と美容外科を専門とするPRO CLINICを開業し、現在に至っています。
患者さまの人生がプラスになるようにサポートしたい
___クリニックに来院される患者さまに多い悩みを教えてください。
柚﨑一輝先生患者さまは15〜83歳と幅広い年齢の方がいらっしゃいます。大きく分けると患者さまのお悩みは、コンプレックス・満足・介護の3つですね。
一つ目のコンプレックスを持っている方について。そのような患者さまは、子どもの頃から包茎が原因で同級生からいろいろ言われてしまい、悩んでこられたわけです。初めてパートナーと性行為をしたときも、包茎のことを言われたり、うまくいかなかったりとトラウマを抱えています。そこから人生について消極的になった方が多いんですね。また脱毛によって陰毛がない状態で包皮を被っていると、陰茎が子どもと同じような感じなんですね。そうしたことで悩みを持つ患者さまが多いようです。
2つ目の満足したいという方について。そのような患者さまは困っているわけではありませんが、亀頭増大術によって、性生活をもっと楽しみたいと希望されていますね。
3つ目の介護に備えたいという方について。例えば、患者さまがお父様を介護している中で、お父様が自分で下の世話ができなくなるという実態を知るわけです。そうなると、包皮の中に垢が溜まってしまい、不衛生になりますし、悪臭を放つようになります。おむつ交換の便の処置よりも、そちらの方が辛かったとお聞きしています。そこで、自分の子ども達には同じ思いをさせたくないからと、今から治療を望んでいるのです。
___先生が特に注力されている治療について教えてください。
柚﨑一輝先生当院では主に包茎治療*1・亀頭増大*2・長茎術*3の3つの治療を行っています。
包茎手術では、包皮を切除した後、残された組織を使って亀頭の下にデザイン的な縫合を施し、自然な見た目を演出します。亀頭増大は、ヒアルロン酸や顔等から脂肪吸引した脂肪を注入し、亀頭のサイズを増大させる方法です。
長茎術は陰茎の長さについて悩んでいる男性に対し行う治療です。肥満の傾向があるとお腹の脂肪に陰茎が埋まってしまい、亀頭しか見えない方もいらっしゃいます。陰茎の根元周囲の脂肪が多い方は、下腹部の脂肪を取り除くことで陰茎を長く見せることが可能です。そこで、脂肪吸引による長茎術を行います。また特殊な医療用糸を使用して、靭帯を引っ張り出すことで、陰茎を長くする施術を行うことも可能です。
とくに需要が高いのは手軽にできる亀頭増大ですね。亀頭増大術の施術時間は5〜10分程度で終了し、手術直後に変化が起こることが期待できます。
___包茎治療はどのような流れで行われるのでしょうか?
柚﨑一輝先生まずは医師が診察する前に、患者さまと同じ目線の男性カウンセラーが悩み相談に乗ります。その後医師が診察を行い、患者さまに合う治療法についてアドバイスを行います。治療法が決定後会計と同意書にサインをいただき、その日のうちに手術という流れですね。
手術室でズボンを脱いでいただいたら術前の写真撮影後、陰茎の根本に局所麻酔を行います。麻酔が効いてくると、ほとんど痛みを感じずに手術を受けることができます。包茎の手術では余っている包皮を切除して吸収糸(体内の水分やシャワーなどの水で自然に溶ける糸)で縫合します。
縫合後は、薬を塗り包帯を巻いたら終了です。糸が溶けて患部が落ち着くまで、1カ月間の性行為・自慰行為禁止や1週間の入浴禁止など制約があります。
___包茎治療をするメリットはどのようなことでしょうか?
柚﨑一輝先生包茎治療をするメリットは4つあります。
一番のメリットは見た目が大きく変化することです。放置するとコンプレックスは解消せずに、コンプレックスを抱えた状態のままになります。
2つ目は衛生面でのメリットです。包皮があると、ばい菌が増えて臭いやカスの原因にもなります。そのため、女性にも敬遠されてしまいます。
3つ目は感染リスクの減少です。性病になる確率を低下させることが期待できます。真性包茎の方や包皮が覆っている方は、射精障害があり精液が出ない状態なんです。
4つ目は先ほどもお伝えしたように、介護される立場になったとき、子どもに辛い思いをさせなくて済むということです。
医師に必要なのは患者さまに対する優しさ
___先生が知識を増やしていく上で普段から行っていることを教えて下さい。
柚﨑一輝先生形成外科学会や美容外科学会に参加したり発表したりするようにしています。学会で発表するメリットは、自分の学びを他の医師にも共有できる点ですね。10年間アメリカに滞在し、英語に不自由は感じていませんので、英語の教科書や論文を読んで勉強するようにしています。とくに論文は毎日最新情報がアップデートされているため、世界中の知見を学ぶことが可能です。
___診察を行う上で大切にしていることはなんでしょうか?
柚﨑一輝先生多くの患者さまは、かなり緊張した状態で来院します。包茎は男性にとってデリケートな問題です。「恥ずかしい」「誰にも相談できない」「自分のものが他の人のものに比べてどういう状態か分からない……」と、深刻に悩んでいます。ちょっとした言葉でも傷つきやすく、非常にナイーブになっています。
医師が心無い言葉を口にすると、一生トラウマになってしまうでしょう。ですから、絶対に失礼がないようにしています。悩み抜いた末に一歩踏み出す勇気を持ってきてくださった患者さまが満足を得られるよう心がけています。
___最後に、患者さまへメッセージをお願いします。
柚﨑一輝先生包茎で悩んでいる男性は結構多いと思います。「どこで相談していいのか?」「直さないといけない状態なのか全然分からない……」と悩んでいる方はぜひ、お気軽に相談にいらしてください。
男性が頑張って働く理由は、良い子孫を残すためであると僕は思っています。ですから包茎治療によって、人生がより良い方向に行くことが期待できます。男性が元気になると、少子化の改善にもつながり、明るい未来を築けるのではないでしょうか。
勇気ある一歩を踏み出していただければ、いつでも大歓迎でお話をお聞きしますし、患者さまの心に寄り添って診察を進めさせていただきます。皆さまのご来院を心待ちにしています。