アトピー性皮膚炎の名医
髙橋謙先生 
たかはし皮膚科クリニック

兵庫県尼崎市に所在するたかはし皮膚科クリニック。院長の髙橋謙先生は、他院で治らなかった疾患に対する原因究明を行うなど、患者様のお悩みの改善に向けて真摯に寄り添い解決に導いてくださいます。今回は、そんな髙橋先生に、たかはし皮膚科クリニックの特徴やアトピー性皮膚炎の治療、さらに先生ご自身のことについて詳しくお伺いしました。

皮膚科の領域を超えて総合的な視野で診療を行う

____たかはし皮膚科クリニックの特徴についてお聞かせください。

髙橋謙先生当院は、長年従事した内科の経験をもとに皮膚病診療を行っています。 また、患者様より採血を含めた検査のご希望をいただくことが多いため、それらの検査にも対応し、治療を行っております。

____たかはし皮膚科クリニックのこだわりポイントはどんなところでしょうか?

髙橋謙先生保険診療を主軸とし、総合診療医としての経験を活かして、必要があれば総合的な見地に立った診療にこだわっております。

____次に髙橋先生のご経歴を教えてください。

髙橋謙先生大阪医科大学(現大阪医科薬科大学)を卒業後、東京女子医科大学循環器内科、京大病院総合診療科をまわり、様々な難病・奇病などの疾患を経験しました。関西電力病院総合内科では、一般の診療に加え、研修医・医学生への指導も行いました。 その後、大阪市立総合医療センター皮膚科にて研修を行い、髙橋内科皮膚科クリニックにて皮膚病疾患診療の研鑽を積み、平成27年にたかはし皮膚科クリニックを開業しました。

____髙橋先生が医師を志したきっかけを教えてください。

髙橋謙先生目に見えて直接人の役に立ちたいという想いから医師を志しました。
医師である親の影響もあり、医学部を目指していましたが、紆余曲折あって上智大学経済学部経済学科へ進学することになりました。ですが、就職活動の際に「自分にとって一生をかけてやりたい仕事」を考えた時に医者以外の職業では後悔すると思い、再受験をして医師を目指しました。

他院で改善がみられなかった疾患にも向き合う

____髙橋先生がお得意の治療分野はなんでしょうか?

髙橋謙先生アトピー性皮膚炎*1です。
アトピー性皮膚炎の患者様の多くは適切な診断がされておらず、ステロイド系外用剤のみを処方され、増悪緩解を繰り返しているケースが多いです。当院では、アトピー性皮膚炎の予防が可能なステロイド系外用剤の代替薬をご提案させていただいております。また、他院で改善がみられなかった疾患に対する原因究明を、問診を通して導き出すことにも力を入れています。

____診察を行う上で心がけていることはありますか?

髙橋謙先生より多くの患者様を診療するために、効率良く診ることを心がけています。皮膚の症状によっては、時間をかけて問診・診察をする必要がある場合と、すぐに診断・治療ができる場合で臨機応変に対応しています。

____髙橋先生が普段から行っている学びについて教えてください。

髙橋謙先生学会への参加はもちろんですが、親しくしているMRさんから薬に関する情報をいただく事もあります。また、薬関連の講演会などに声をかけていただいた際は、積極的に参加するようにしています。

クリニック選びは自分の価値観で評価すること

____健康や美肌を保つ上で、髙橋先生が大切だと思うことはなんですか。

髙橋謙先生やはり、規則正しい生活、適度な運動、十分な睡眠時間の確保、バランスのとれた食事が大切だと思います。特に良い腸内フローラを保つために、発酵食品の摂取を心がけることをおすすめします。

____患者様がクリニックを選ぶ際に重視した方が良いと思うポイントはありますか。

髙橋謙先生最近は、受診前にインターネットで検索をすることが多いと思いますが、Googleなどで見られる点数評価を鵜呑みにしないことをおすすめします。受診した全ての方が評価を入れるものではないので、判断材料としては乏しいものだと思うからです。クリニックのHPなどを見てご自身が良さそうだと思ったら、実際に来院してみてご自身の価値観で確かめることが大切だと思います。 また、慢性的な症状や増悪・緩解を繰り返す疾患であれば、通いやすい場所にあるクリニックを選ぶことも一つだと思います。

____どんな悩みを抱えている患者さまに来院してほしいですか。

髙橋謙先生他院を受診したものの、思うような結果にならない。完全に症状を改善させたい。良い状態を保ち続けたいなどの思いを持っている方がいましたら、ぜひ当院へご来院いただければと思います。

____最後に、患者さまへメッセージをお願いします。

髙橋謙先生現在、痒みの症状で困っている方、治療中でも改善が見られない方に対しては、その症状を軽減させるためにできることは、まだあると思います。当院では、外用剤の塗り方や塗布回数、症状を悪化させないための生活面でのアドバイスなど、丁寧な説明を行っております。
ぜひ、一度ご来院いただければと思います。

プロフィール
髙橋謙先生
たかはし皮膚科クリニック/院長 髙橋謙
平成11年に大阪医科大学(現大阪医科薬科大学)を卒業。東京女子医科大学循環器内科へ入局する。親族が経営する髙橋内科皮膚科クリニックの継承を目指して、様々な疾患に対応できるようになりたいという思いから、平成15年に京大病院総合診療科へ入局。その後、関西電力病院総合内科に従事し、診療と平行して研修医・医学生への指導にあたる。平成21年より髙橋皮膚科クリニックに所属し、大阪市立総合医療センターでの研修を経て専属となり、さらなる皮膚科医としての経験を積む。平成27年12月に兵庫県尼崎市でたかはし皮膚科クリニックを開業をして、現在に至る。
問い合わせ:06-6424-4112

治療メニュー等

取材日:2024年7月10日
*1
■施術名:アトピー性皮膚炎
■施術の説明:当クリニックではアトピー性皮膚炎の診断の際は、治りきるような病気ではないことを説明させていただきます。そして抗アレルギー剤の服用をせずに済む状態で、ステロイド系外用剤の代替薬を用いてコントロール、最終的には週に2回の塗布を目指すなどといった説明とともに治療の最終目標を決めていきます。
実際には、最初に抗アレルギー剤の服用、ステロイド系外用剤で経過を見ていくことから始めます。治療・経過によって紫外線による光線治療、服薬のステロイドを服用してもらうこともあります。ステロイド系外用剤は強さがさまざまあり、その時の状態にあった強さのステロイドを選んでいく必要があります。
そのため、ステロイド系外用剤がなくなったら受診ではなく、服薬を基準として受診してもらい、状態がよければ次のステップへ進めた外用剤を使用していくことになります。こうして定期通院をしてもらいながら、ステロイド系外用剤の代替薬にたどり着くよう誘導していきます。また強いステロイドを使っても軽減しない、すぐにぶり返してしまう、一向に良くならないなど状態が悪ければ注射製剤などを導入していくことになります。治療で最も大切なことはかゆみを感じない状態にしていくことですから、そのためにできることを服薬などを駆使していきながら治療を進めます。
■費用:保険適用


ライタープロフィール
kawabe hinata
神奈川県出身フリーランスライター。数々の美容メディアで美容医療やコスメにおけるライティングをメインに活動しつつ、現在は活動の幅を広げ、SNSでは育児についての発信も行う。