名鉄名古屋本線「本笠寺駅」から徒歩5分のところに所在するうらた皮膚科。院長の浦田透先生は、ご自身のアトピー性皮膚炎の治療を背景に、あらゆる患者様のお悩みへ親身に寄り添ってくださいます。そんな先生に診療してもらいたいという患者様が押し寄せるうらた皮膚科。取材では、赤ら顔・酒さの治療へのこだわり、患者様との向き合い方などについてお話をお伺いしました。

＿＿＿＿浦田先生が皮膚科医を目指された理由をお聞かせください。

浦田透先生
両親共に医師だったので、働いている姿を見て育ち、とても魅力的な職業だと感じていました。また、私自身が子供の頃からアトピー性皮膚炎を患っていて、何かと皮膚科医の母に頼っていたんです。その中で、自ら治療できるようになりたいと思ったことも一つです。

＿＿＿＿先生ご自身が皮膚疾患に悩まれていたんですね。

浦田透先生
子供の頃から現在もなので、アトピーや併発する皮膚疾患など、一通りの治療は経験があります。そのため患者様の気持ちにも寄り添えるかなと思い皮膚科医を志しました。さらに、皮膚科は一人の患者様に対して内科的治療から外科的治療までを一つの診療科でほとんど完結できる点も魅力だと感じました。

＿＿＿＿うらた皮膚科に来院される患者様に多いお悩みはどういったものでしょうか。

浦田透先生ニキビ、シミ、赤ら顔、多汗症、皮膚腫瘍の手術治療（ほくろ・粉瘤など）でお悩みの患者様が多いです。 特に赤ら顔の患者様が増えています。赤ら顔の原因は多岐に渡り、酒さ、毛細血管拡張症、赤アザ、赤いニキビ跡などが主なものになりますね。 患者様の中には良い治療法が見つからず、長年赤ら顔の状態で過ごしている方もいらっしゃるのですが、当院で治療をして2～3ヶ月程度でかなり綺麗になって、お喜びになる方が多い印象です。

＿＿＿＿赤ら顔の治療法としては、一般的にはどのように行うのでしょうか？

浦田透先生赤ら顔の原因にもよりますが、基本的にはVビーム*1、ヤグレーザー*2、IPL（光治療）*3の3つのレーザーを患者様の症状によって使い分けて治療していきます。 中でもVビームは、赤み治療に効果が高いといわれており、原因によっては保険適用で行うことができるので、当院で治療に用いる頻度は高いかなと思います。

＿＿＿＿酒さのにはどのような治療法がありますか。

浦田透先生2022年にロゼックスゲルが日本でも保険適応になりましたが、それまでは海外で標準的に行われている主な治療が日本では自費診療でしか受けられない状態でした。 当院では、酒さ治療以外の皮膚科疾患（重症ニキビ・重症多汗症など）においても、海外の標準治療を必要な患者様にご提案できる体制を整えています。 当院で行う酒さの治療では、ロゼックスゲル・イベルメクチンクリーム・アゼライン酸の塗り薬の治療、飲み薬の治療、３種類のレーザー・光線療法を、患者様の症状に合わせてご提案しています。基本的には保険診療での治療をご提案していますが、これまでに他院で保険診療での治療を既に行っている患者様には自費診療の治療をご提案することもあります。

＿＿＿＿赤いニキビ跡にはどのようにアプローチしていくのでしょうか。

浦田透先生ニキビ跡の場合、状態によって治療方法が異なるのですが、赤いニキビ跡はVビームで治療していくことが多いかなと思います。あとはクレーターなどを併発されている方も多いので、そういった場合は患者様が優先したいことを叶えつつ、ダーマペン・ピコフラクショナルレーザー・CO2フラクショナルレーザー・ポテンツァなどを組み合わせて治療していきますね。

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＿＿＿＿Vビームの治療法は、大体何回くらいで効果を実感できますか？

浦田透先生個人差はあるものの、月1回の頻度で合計3回以上行うことをおすすめしています。3回程度でしっかりと効果を実感されることが多いですが、当院の患者様では5〜6回程度行う方が多いです。

＿＿＿＿なるほど。浦田先生が治療をする上でのこだわりはありますか？

浦田透先生当院ではあらゆる症状に対して効果が見込める機器などを揃えてはいますが、患者様の中には費用がかかるものを意図していない方もいらっしゃるので、患者様お一人おひとりのご希望やご予算に合う治療法を的確にご提案するように配慮しています。

＿＿＿＿幅広く対応できる環境の中でも、患者様にベストなご提案をしてくださるんですね！

浦田透先生そうですね。綺麗になるならやりたいという方もいれば、できるだけ費用をかけずに治療していきたい方もいるので、希望に合わせて最適な治療プランをご提案するように心がけています。 治療の面では、強い不安を持って来院される方が多いので、最初のカウンセリング時に症例写真などでわかりやすく治療経過について説明するようにしています。治療をしっかりと継続していくことで2～3ヶ月後は今よりも綺麗になることをお伝えして、少しでも希望を持っていただけたらと思っています。

＿＿＿＿赤ら顔治療の魅力はどんなところにあると思いますか？

浦田透先生患者様の中にはご自身の赤みが治療できるものだと思っていない方もいらっしゃいます。例えば当院では、肌診断機を初診時に行っていただくのですが、異なるお悩みで来院された方が、肌診断機でご自身の赤みを確認して、治療できるものだと知ると「実は気になっていたんです」と喜ばれる方もいらっしゃいます。 治らないと諦めていた症状が改善して笑顔になった患者様を見ると、とても嬉しく思いますね。

＿＿＿＿そうですよね！実際に嬉しい患者様のお声をお聞きすることはありますか？

浦田透先生これまでの治療では改善せずに悩んでいたところ、当院で治療を始めてから改善できて嬉しかったというお声をいただいたり、1年前と比べると本当に綺麗になったとお喜びいただいたりすることも多く、私自身も大変嬉しく思っています。

＿＿＿＿最後に、浦田先生が患者様と関わる中で大切にしていることを教えてください。

皮膚科の疾患って長くお付き合いしていくものが多いので、患者様との信頼関係が大切だと思っています。限られた時間の中でもしっかりと向き合ってお話をお伺いすることや、今後こういう風に治っていく可能性があるという未来のお話もさせていただき、前向きに治療に取り組んでいただけたらと思っております。