愛知県名古屋市中村区名駅に位置するOMI CLINIC。院長の木下竜臣先生は、心臓血管外科の技術と知見を美容施術に応用され、丁寧できめ細かな施術を得意とされています。今回は木下竜臣先生に、得意な治療や美容施術への想いを伺いました。
心臓外科の経験を活かし、美容外科へ転身
____先生のご経歴について教えてください。
木下竜臣先生岐阜大学医学科卒業後、2018年まで心臓外科に携わり、2018年から大手美容クリニックに入職。院長を経て、2023年にOMI CLINICを開院しました。 私は幼少期から「人のためになる職業につきたい」と思っており、医者を志すようになりました。卒業後は手先が器用だったこともあり、長らく心臓外科で勤務していたんですが、そんななか、家族が病気になってしまったんです。心臓外科は毎日非常に忙しく緊急対応なども日常茶飯事でしたが、家族の支えになりたいと思いライフワークバランスを見直すこととなりました。美容外科医に転身したのは、手先の器用さを活かしたいと考えたからです。
____開業までの経緯を教えてください。
木下竜臣先生2020年より大手美容クリニックの院長に就任し、医院全体を見渡すようになりました。そのとき、高額なオプションやアップセルなど、売り上げアップのためにさまざまなプランが用意されていることに疑問を感じ、もっと患者さまに寄り添える診療を提供したいと思うようになったのが開業のきっかけです。 そのためOMI CLINICでは、カウンセリングやプランニングも全て院長である私が担当し、患者さまに納得していただいた上で施術を行うようにしています。
質の高い縫合で、傷跡が目立ちにくい目元へ
____ご自身を「◯◯の名医」とするならば、何の名医だと思われますか?
木下竜臣先生もともと心臓血管外科に長くおり、皮膚を切ることを得意としています。なかでも得意としているのは、クマの治療です。そのため、「クマ治療の名医」だと思いますね。できるだけ侵襲を抑えることはもちろん、傷跡も美しく切ることを意識しています。 当院では、脂肪を切除するのではなく、脂肪を再配置する「ハムラ法」をご提案させていただくことが多いですね。というのも、脂肪を切除するとその部分が凹んでしまい、脂肪注入をセットで行う場合もあるんです。ですがハムラ法であれば脂肪を移動させるだけなので、再度注入する必要がありません。また、靭帯の処理も行えるため、凹んでいる部分に正しいアプローチができる点もメリットです。
____ハムラ法には「切開ハムラ」と「裏ハムラ」があるかと思いますが、どちらがおすすめなのですか?
木下竜臣先生切開ハムラ*1は、涙袋の形成などより細かな調整ができますが、皮膚の表面から切開するため傷跡が残ります。一方で裏ハムラ*2は目の裏から切開するため可動域が限られるものの、傷跡は残りません。40代以上の方には、しっかり処置できる切開ハムラをおすすめすることが多いですね。当院の切開ハムラはていねいな縫合によって傷跡が目立つことはほとんどありません。
____美しさを維持するために先生が大切だと思われることを教えてください。
木下竜臣先生美容施術はもちろんですが、自宅でできるセルフケアも大切にしていただきたいです。一番大切なのは、やはり紫外線ケア。特に最近は紫外線も強くなっているので、日傘やマスク、日焼け止めなどを使うようにしましょう。また、「飲む日焼け止め」を併用することで、体の内側からもケアできます。地道なケアですが、10年後の結果が大きく変わるので、コツコツ頑張っていただきたいですね。
患者さま一人ひとりに合った「美」を追求したい
____患者さまとのコミュニケーションで意識していることはありますか。
木下竜臣先生「こんな風にしてほしい」とお写真や画像をお持ちいただく患者さまがいらっしゃいます。もちろん全く問題ないのですが、他の方のお顔のパーツがご自身のお顔に必ずしもマッチするわけではありません。そのため、写真や画像だけで決めるのではなく、患者さまのイメージを言語化し、一緒にゴールを共有することを大切にしています。初めてで緊張されている方もいらっしゃるので、同じ目線に立ち、話しやすい雰囲気作りを行うことも意識していますね。
____最後に、今後の展望についてお聞かせください。
木下竜臣先生開院してまだ1年ですが、今後の目標は名古屋で1番のクリニックになることです。「何を持って1番なのか」はまだ曖昧ですが、地元名古屋の方が困ったとき「OMI CLINICに相談しよう」と思えるようなクリニックでありたいですね。 そのために、サービスや補償内容を充実させることはもちろん、将来的には多店舗展開も視野に入れています。患者さまに誠心誠意寄り添い、「なりたいを目指せる」クリニックであるよう精進して参ります。