千葉県松戸市。五香駅西口駅すぐ近くにある「くぼたクリニック松戸五香」は、泌尿器科、美容皮膚科、内科、小児科と幅広い分野をカバーし、地域のかかりつけ病院として多くの方に愛されています。その院長であり「バナナ先生」としてテレビや情報誌など多数のメディアに登場されている窪田徹矢先生に、予防医療の未来についてお伺いしました。
人に感謝し、感謝されるドクターに
―――最初に、医師の道を選んだきっかけを教えてください。
窪田徹矢先生薬剤師だった祖母から「人を助ける仕事をしなさい」と言われて育ったこと、そして子どものころに通っていた耳鼻科の先生への憧れから医師の道を選びました。中学・高校時代はアインシュタインに傾倒し、物理学に熱中している時期もあったのですが、大好きだった祖母が入院したことをきっかけに、やはり医師になろうと決心しました。
―――どうして泌尿器科を専攻されたのでしょうか?
窪田徹矢先生内科的治療・外科的治療の両面に関われる部分に魅力を感じたからです。大学での研修医時代、内科で診療した患者さんを手術が必要となった段階で外科に移すというプロセスに違和感があり、診断から手術まで一貫して対応できる科目はないだろうか?ということで泌尿器科を選びました。日本の医師全体の割合で見た場合、内科医が全体の40%であるのに対して泌尿器科医はわずか2%。病棟研修で大歓迎されたことを今でも覚えています(笑)。
すべての人に必要な医療を
―――内外両面の治療とは、どのように行っているのでしょうか。
窪田徹矢先生たとえば美容皮膚科の領域に限って言えば、メラニン生成抑制作用や美肌効果のあるグルタチオン点滴*1、体内の細胞再生を促進するNMN点滴*2、細胞を活性化する次世代型点滴であるエクソソーム点滴*3といった点滴を中心とした治療を内面的ケア、シミやくすみに対するIPL光治療*4、医療脱毛*5などを外面的ケアと位置付けています。患者さま一人ひとりに寄り添い、最適なトータルケアを提供できることが当クリニックの最大の特徴です。
すべての人に必要な医療を
―――先生が力を注いでいる予防医療とは、どんな考え方なのでしょうか。
窪田徹矢先生私たちはふつう、病気になったという自覚を得て、はじめて病院を受診します。しかし健康と病気の間に境界線はなく、症状が進行しているのに気付かずにいる人、「何かおかしいな」と感じながら日常生活を続けている人、あるいは実際に困っているのに周囲に相談できないために治療を受けられずにいる人など、医療が届いていない方がたくさんいらっしゃるんです。中国では「未病」という言葉がありますが、未病の方にアプローチすることで患者さん自体の数を減らしていく、ということが予防医療の目標ですね。
―――泌尿器科だけでなく幅広い科目を診療されていますね。
窪田徹矢先生2017年にクリニックを開業し、日々多くの患者さまと関わる中で、保険診療だけでは間に合わないケースが多くあること、そしてひとつのメニューでは地域の医療ニーズに対応できないことを強く実感しました。泌尿器科で肌のお悩みを聞き、皮膚科に来られたお子さんの体調を診る。そういった流れもあり、泌尿器科・内科・皮膚科・小児科と、患者さまのご期待に応えるかたちでクリニックを拡大してきました。以前は総合病院で働いていたこともあって、科目を増やすことにハードルは感じませんでしたね。近年ではYouTubeやTikTokを活用した情報発信にも力を注いでおり、そのおかげでオンライン診療のご依頼も急激に増えています。
地域のかかりつけ医として
―――診療の中で心がけているのはどんなことでしょうか。
窪田徹矢先生当クリニックの法人名は「医療法人社団 思いやり」というのですが、そこには「地域のかかりつけ医としてどんな患者さまでも必ず受け入れ、責任を持って対応する」という思いが込められています。さらに診療の幅を拡げ、多くの患者さまに必要な医療を届けたい。その実現のため、技術面の向上や最先端医療を取り入れることはもちろん、スタッフの接遇研修やAIを活用した教育・職場環境づくりに力を注いでいます。不調を感じたとき、最初に名前を思い出してもらえるようなクリニックにしていきますので、今後ともぜひご期待ください。
___最後に、患者さんへのメッセージをおねがいします。
窪田徹矢先生当クリニックではシミ治療をはじめとするエイジングケアから性に関するお悩みまで、幅広い診療メニューを用意しています。何か少しでも不安なことがあれば、一人で抱え込まず、お気軽に相談してほしいと思います。