婦人科トラブルの名医【内田里香子先生/りかこレディースクリニック】生理痛は当たり前じゃない。身体に合うピルを提案

西日本随一の高層ビル「あべのハルカス」や「あべのキューズモール」などの商業施設が立ち並ぶ阿倍野区。話題のエリアに開院されたりかこレディースクリニック。今回は院長の内田先生に取材の時間をいただき、開院への経緯や、今、クリニックで力を入れているピル外来などについて伺いました。

患者さんに寄り添える婦人科のクリニックを作りたい

____内田先生が産科・婦人科医を目指されたきっかけを教えてください。

内田里香子先生子どもの頃は家族のことで病院に行く機会が多く、その影響から医療関係の仕事に就きたいと思っていました。高校までは薬剤師になりたかったんですが、患者さんのことを考えて治療したり薬を出すのは医師だよね、と友だちに言われたことで目標が変わりました。

産婦人科を専攻したきっかけは、研修医として産婦人科で患者さんの話を聞いたときに、「女の先生でよかった!」と言われたことですね。婦人科に男性の先生は多いけれど、女性特有の悩みは女医の方が相談しやすいだろうと思いました。お産に立ち会い感動したのもあって、産婦人科を専攻しました。

____確かに、婦人科の悩みだと女性医師の方が相談しやすいこともありますよね。開業されたのは何か理由があったのでしょうか?

内田里香子先生産科の病院に勤めていたのですが、子どもが4人おりまして、ある時夜中に緊急呼び出しがあり家を飛び出す時に子どもに「行かないで」と泣かれたんです。勤務していた病院はお産の中心だったため、夜の時間帯での勤務も頻繁にあったんですよね。

そこから家族をもっと大切にできる働き方がないかと模索をしはじめて、自宅から近い場所へ開業をすることに決めました。婦人科の周りには相談しにくいような悩みも聞ける、アットホームなクリニックを作りたいという思いがあり、りかこレディースクリニックを開院いたしました。

ピルにも種類がたくさん!一度合わなかった場合でも相談して欲しいです。

____先生の治療に来られる方は、どのような年代・悩みの方が多いのでしょうか。

内田里香子先生年代で言うと20代くらいの若い方が比較的多いですね。若い方は主に生理痛や生理不順に悩んで来られることが多いです。「生理痛はあって当たり前」と思っている患者さんはとても多いんですが、1ヶ月に1回、毎月つらい思いをすることってデメリットしかないと思うんですよね。生理痛が重い方は学校の成績や生涯年収が下がりやすいなんて言われているくらいです。

ピルを服用することで痛みが治ったり、経血の量が減ったりするだけでなく、生理前のニキビやイライラ、生理が来ないことに悩むこともなくなりますので、もし悩みのある方は積極的に使用することをご提案したいと思っています。

____ピルはどのくらいの年齢から服用することができるものでしょうか。

内田里香子先生実は生理が始まって3〜4回来ていれば、医師の判断でピルの服用を開始することが可能です。一番若い方だと小学校高学年の方から使われていますね。

____そんなに若い時から使えるなんて知らなかったです。ピルを服用するデメリットはほとんどないのでしょうか?

内田里香子先生ピルの服用で血栓症という、血の固まりが出来てしまう副作用が稀に起こります。そのため40歳以上の方やタバコを吸うなどリスクの高い方は慎重に服用する必要があります。それ以外にもピルの種類によっては、体質に合わなくて、吐き気や気分の落ち込みなどの副作用が起こってしまうこともあります。こうした症状の方には、保険診療で使える5種類のピル(成分では3種類)の中からその患者さんに合ったものを選ぶようにしています。

一度ピルを始めてみたけど、体に合わなかった・・と言う方も、種類を変えてみたら改善されるケースもありますので、ぜひ諦めずに相談してみてください。

自分で使って「これは良い!」と思ったものを患者さんへ紹介するようにしています。

____他に、クリニックで導入したものや、力を入れている治療などはありますか?

内田里香子先生1年前に、40〜50代の方向けに*1モナリザタッチと言う膣レーザーを導入しました。外陰部にシワやたるみにも使うようなレーザーで刺激を与えることで、引き締め効果をもたらす治療法です。

レーザーによる痛みはほとんどなく、尿もれの回数が改善したと言うデータがあったり、年代が上がると膣周囲の粘膜が硬くなってしまうため、性交渉が痛くなることがあるのですが、それが改善されたという声もあります。膣のアンチエイジングとして、膣の乾燥やおりもの、においなど、何らかの膣トラブルを抱える方にはオススメしています。

____婦人科の中でも相談しづらい悩みのトップですよね。本当に様々な治療法を導入されているんですね!

内田里香子先生そうですね。他にも婦人科の治療をしながら、美容に関する相談も受けることもありまして、脱毛は需要が多くてびっくりしますね。最近は50代前後の方でVIOゾーンをスッキリさせたいと言う相談が増えています。白髪になる前にVIO脱毛することで、デリケートゾーンのかゆみを抑えたり、また将来子どもに介護される場合も、大変な思いをさせないように清潔にしておきたいというご希望をよく伺いますね。

脱毛の機械も、自分で受けてみて納得したものを採用するようにしています。私は痛いのが苦手なので、痛みが少なくて効果があるなと感じたものであることがポイントです。VIO脱毛であれば5〜6回程度で完了される方が多いです。

美容外科だと敷居が高いけど、他のところを診てもらいながら、綺麗にしたいという要望を叶えられているなと感じています。

こちらの記事もおすすめ
医療脱毛はどの機種でするべき? 人気の機種を厳選してご紹介

お友達に愚痴るくらいのちょっとしたトラブルから、ぜひご相談に来て下さい。

____先生が幅広く患者さんの悩みに寄り添っていることがよくわかりました。婦人科の相談について悩んでいる方へ、ぜひメッセージをお願いいたします。

内田里香子先生病院はどうしても、病気を治療するところだと思われがちですが、自分の体がちょっとでもおかしいなと感じたら気軽に来ていただきたいなと思います。おりものがいつもより多いな、とかニオイが気になる、とかでもご来院されても構いませんし、生理痛もあるのが当たり前だと思わず、痛みがあるのであればぜひ相談して欲しいです。

検査をしてみて何もなかったら、何もなかったことを確認できただけでも気持ちが楽になると思います。お友達にちょっと愚痴りたいな、と言うレベルの体の小さな不調でも親身に相談に乗れるようなクリニックを今後も目指していきます。

気さくで説明もわかりやすく、とても相談しやすい先生だなと感じました。4人のお子さんを育てて経験も豊富でいらっしゃるので、妊娠や子育て周りの話も聞いてくださると思います。ぜひ小さなトラブルにお悩みの方は相談してみてください。

writer: 加藤真奈

*1
■施術名;膣レーザー(モナリザタッチ®)
■施術の説明:レーザーを照射することで腟粘膜の線維芽細胞が活性化され、新生コラーゲンが生成。「ふっくらとした厚み」や「ひだ」のある潤い豊かな腟に生まれ変わります。その結果、腟萎縮による不快な症状が軽減します。
■施術のリスク・副作用:治療後局所的に下腹部痛やごく微量の出血など軽微な不快感を感じることがありますが、1〜3日には通常の状態に戻ります。
■費用:初期治療1回目・2回目 49,500円/回、3回目 33,000円/回、以降1年ごと 49,500円/回

※価格は全て税込表示です。
※記載金額は取材時点での金額となります。来院される際は、必ず正確な金額をクリニックへご確認ください。

profile

内田里香子先生

HP

医療法人霜星会りかこレディースクリニック/院長 内田 里香子先生
北海道大学医学部卒業。大阪大学医学部付属病院産婦人科勤務。その後病院の産婦人科医として勤務しながら4人の子どもを出産。婦人科の小さなトラブルを気軽に聞けるアットホームなクリニックを作りたいという思いで平成29年りかこレディースクリニックを開業し、院長就任。ピル外来や脱毛、膣レーザーなど幅広く婦人科トラブルの悩みに応えている。日本産科婦人科学会専門医。

関連記事

  1. 婦人科形成の名医【SOL CLINIC】見た目の美しさにこだわり、デザインを重視

  2. 診断の名医【八丁堀さとうクリニック】大学病院での豊富な経験を生かし、クリニックでも充実した診療を

  3. 婦人科の名医【レディースクリニックK】通いやすい婦人科を目指して美容までトータルサポート