JR札幌駅より徒歩3分と好立地にあるひなたクリニック。優しく話しやすい雰囲気が印象的な院長の三橋裕一先生は、産婦人科では珍しいVIO脱毛を行い、日本医学脱毛学会の理事も務められています。患者さまの悩みを引き出し治療とケアを行う先生の人柄は大変人気で、夫婦で妊活の相談や検査に訪れる方々も沢山いらっしゃるのだとか。三橋先生の産婦人科医としての想いを伺いました。
徹底したプライバシー重視のクリニックを
____三橋先生が産婦人科に進まれたきっかけを教えてください。
三橋裕一先生女性がお産のときに苦しいながらも必死で頑張っている姿を見て、出産のお悩みだったり男性からすると理解し難いことも含めて、全てを受け入れてサポートしたいと思ったので産婦人科を選びました。 妊娠出産の過程には、様々なお悩みがありますよね。ときには女性だけの問題ではなくパートナーの問題や奥深い悩みもあると思うんです。そういったご事情をすべて受け入れられると思ったのがきっかけです。
____プライバシーを重視するクリニックとのことですが具体的にどのような環境作りをされていますか?
三橋裕一先生外来の患者さんの診察部屋を個室にすることで完全なプライベート空間を実現しています。 一般的な産婦人科は天井が吹き抜けになっているところが多いですよね。理由は消防法の問題で個室にすると各部屋にスプリンクラーを設置しなければならないため、多額の費用がかかってしまうからなんです。 しかし当クリニックでは、個室部屋にすることにこだわり、診察時の会話の内容が外に漏れないようにして患者さまが相談しやすいように工夫しています。
パートナーと二人三脚で行う不妊治療を推奨
____ひなたクリニックでは不妊治療もおこなっているんですか?
三橋裕一先生当クリニックの不妊治療は、体外受精の一歩手前の人工授精を行っています。 人工受精は、男性の精子を採取した後調整したものを女性の子宮に入れる治療法ですが、こうした不妊の治療や検査で訪れる方は多いです。
____人工授精というと自然妊娠が難しい方がされるイメージです。
三橋裕一先生そうですね。自然妊娠が難しい場合って女性に原因があると思われがちですが、実際は男性側に原因がある場合も多いんです。男性の精子の数が少なかったり、運動率が悪くてたどり着けていないということです。 なので、当クリニックでは男性の不妊治療として診療内容に「赤ちゃんがほしい メンズ」というメニューがあります。 男性は根本的に原因はないと思っている方がまだまだ多く、奥様に連れられて検査してはじめて気づくというパターンが多いんです。 なのであえて「メンズ」と表記することで男性の不妊治療も存在することを提示しています。
____なるほど。ちなみに男性の不妊治療はどのような内容ですか?
三橋裕一先生当クリニックでは、専用の容器をお渡ししてご自宅のリラックスしたところで精子を採取して頂きます。人肌に温めて持参してもらうことで数時間は問題ないので自宅採取でもしっかりと数の確認ができます。 やはり病院で採取するとなると緊張してしまいますから、正確な数が測れない場合もありますし、そのあたりも患者さまのプライバシーを守りたいところです。
____女性がパートナーに不妊治療の協力を得るためにはどのようにしたらよいと思われますか?
三橋裕一先生そうですね。男性の場合は一度不妊検査をして精子の数が十分なのかというのを現実問題として認識してもらうのが一番良いと思います。 検査をする際も、ただ「検査してきて」って言ってもなかなか重い腰はあがらないと思うので(笑)結婚のタイミングとかで将来の子供を見据えて「一緒にブライダルチェックを受けてみよう」と誘ってみるのが効果的かもしれないです。
____誘い方もポイントですね!ちなみに男性の来院は増えたと感じますか?
三橋裕一先生コロナの影響もあって夫婦そろってのご受診が難しいなかではありますが、ひなたクリニックのHPを見てパートナーと一緒に受診したいという希望は多くなったと感じています。
婦人科で行うVIO脱毛。今後はパートナーと一緒にすることを目指して
____三橋先生が今後さらに積極的に取り組みたいことはありますか?
三橋裕一先生産婦人科で行うVIO脱毛*1です!現在は女性限定で行っているのですが、今後はパートナーの男性と一緒にケアするVIO脱毛も検討しています。 パートナーと2人で共有している悩みにアプローチしていきたいと考えているんです。
____男性がVIO脱毛をすることはまだ一般的に浸透していないですが、何か男性がやるメリットはありますか?
三橋裕一先生男性も女性と同様に臭い・脱衣所の汚れ・見た目の問題が解消されます。
男性って脱毛に関してはパートナーの女性からすすめられることでやろうかなと思う場合が多いと思うんですよね。
または脱毛したいと思っても、敷居が高かったり抵抗感や恥ずかしさもあったりしてなかなか行動にうつせないのではないかと。
そこで女性がパートナーと一緒にVIO脱毛をすることができれば、共有のお悩みも解消できるんではないかと思うんです。男性の脱毛も現在はいろいろな宣伝がありますが、確実に結果を出してあげたいと思っています。
さらに男性に来院頂くことによってそこからEDの問題だったり別の秘めたお悩みにもアプローチできればいいなと考えています。
____婦人科でのVIO脱毛って聞きなれないですが、どんな治療をされるんですか?
三橋裕一先生当クリニックのVIO脱毛の場合、内診台を使って行います。
見落としなく脱毛できるのが良いところです。これは婦人科ならではだと思います。
また医療脱毛なので効果も高く、5回程で綺麗になりますよ。最近ではお母さまが実際に脱毛して早く綺麗になったので、エステ脱毛に通っているが、なかなか脱毛が終了しない娘さんにすすめて下さる場合もあります。
日本医学脱毛学会でこの婦人科でのVIO脱毛の取り組みが認めてもらえて、理事として婦人科ならではのアドバイスなどもこれから行って行きたいと思います。
いままでは日本医学脱毛学会の幹部というと美容皮膚科の方しかいなかったんですが、婦人科としては異例ですね
内診台での脱毛施術動画を学会で講演して、確実に見落としのない施術に皆さん驚かれていました(笑)学会の名に恥じぬよう、頑張っていきたいと思います。
婦人科ならではの秘めた悩みにアプローチ
____ひなたクリニックを受診される方で、一番多いお悩みは何かありますか?
三橋裕一先生患者さまによって様々ではありますが、女性の方が別の理由で来院されたけれども、パートナーのお悩みをお話してくださったりというのが多いです。 来院のきっかけは様々でも、お話の中で患者さまが抱えていた別のお悩みなども一緒にケアできたらいいなと思っています。
____先生がお得意とされているジャンルはありますか?
三橋裕一先生婦人科医としてはオールラウンドですが、患者さんが秘めている悩みを聞き出すのが得意かなと思っています。 例えば生理痛で来院したんだけど、お話の中で実はパートナーのお悩みを抱えていたり夫婦間のお悩みがある方もいて、人に言いにくい相談などもお話の中で引き出して一緒に考えてアドバイスしていきたいと思っています。
____最後に三橋先生が患者さまとどのように向き合われているのか、想いを教えてください。
三橋裕一先生私は師匠の教えである「病気を診るのではなく、患者さんを見なさい」という言葉を大切にしています。 医者なのでどうしても病気を治療することばかりに集中しがちですが、患者さんと向き合って対応することで隠れている病気だったり、患者さんが辛いことだったりに気づくことができるんですよね。 患者さまにとって本当に辛い症状を改善させるための近道だと思っています。
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