銀座1丁目駅から徒歩30秒の好立地にある「銀座アカデミアクリニック」。院長の鈴木三奈(すずきみな)先生は、自身がアトピーに悩んだ経験から、一人ひとりにゆっくり時間をかけ、患者さまが納得した上で治療を進めることを目指しています。また保険診療と自由診療の両方に対応し、ハイブリット治療ができるのも、クリニックの強みです。今回は鈴木先生に、医師を志したきっかけや、得意とする「ヒアルロン酸注射」へのこだわりについて、詳しくお話を伺いました。
アトピー克服が導いた信念の医療 経験を活かし、自信を取り戻すサポートへ

____先生が医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?
鈴木三奈先生医師になったきっかけは、私自身の経験と、母の病気が関係しています。私は小さい頃から大学時代までアトピー性皮膚炎に悩んでいました。ただ痒いだけでなく、掻きすぎて肌が黒くなり、顔が熱を持ってボロボロになってしまうほどでした。見た目の症状が強く出ていたため、それがコンプレックスになっていたのです。
そんな時、ある医師に出会い、保湿を中心とした治療を受けたところ、それまで使っていた薬を減らすことができ、肌が本当に綺麗になったんです。この経験が、人の人生に関わり、誰かのためになる仕事の素晴らしさを知るきっかけになりました。また母が、がんになったこともあり、「将来、自分に何かできることはないか」と考えたとき、家族のためにもなる「医師」という道が一番しっくりきて、高校生の時に目指すことを決めました。
____なぜ、美容医療の道を選ばれたのでしょうか?
鈴木三奈先生大学を卒業し、2年間の研修医期間では内科や外科など様々な科を回りました。その中で、私は手先が器用だったこともあり、縫合などの処置が性に合っていると感じ、まずは「形成外科」の道に進むことを決めました。形成外科で働く中で、元に戻す治療も面白いと感じつつも、私自身が肌が綺麗になった経験から、「綺麗になること」が私にとって大きな自信になったという感動がありました。
そこで、形成外科の一分野である「美容外科」に興味を持ったのです。美容外科は、より綺麗になることが目的なので、患者さまが自信を持てるようにサポートできると考え、大学病院の形成外科から美容外科クリニックに転職し、本格的に美容医療の道を究めようと決意しました。
____開業されるに至った経緯を教えてください。
鈴木三奈先生美容外科クリニックに勤務し、院長なども経験して、組織のマネジメントなども学びました。組織内での仕事にも満足していましたが、組織であるがゆえに、みんなに合わせたり、自分の意見をなかなか通せないという「窮屈さ」を感じるようになったのです。それならば、自分の信念に基づいた医療を提供したいという思いから、独立してクリニックを開業することを決意しました。
開業するにあたっては、保険診療と自由診療のハイブリッド診療をクリニックの大きな目標としました。これまで美容外科として自由診療だけを専門としてきましたが、保険診療も行い、より幅広い患者さまに対応できるクリニックにしたかったんですね。加えて、時間をかけた丁寧な診療も目標にしました。これまでのクリニックでは、時間内に多くの方の施術を行うことが求められがちでしたが、自分のクリニックでは一人ひとりにゆっくり時間をかけ、患者さまが納得した上で治療を進められるようにしたいと考えました。
患者様の満足度を追求 ヒアルロン酸注入と丁寧なカウンセリング

____クリニックに来院される患者さまに、多いお悩みを教えてください。
鈴木三奈先生来院される患者さまに一番多いお悩みは、シワとたるみです。患者さまは、基本的な健康状態は良好で、「もう少し人生の質(QOL)を良くしたい」という意欲の高い方が多く、見た目を整えることで、より自信を持って生活したいという思いを持っていらっしゃいますね。そのため、年齢による見た目に関するご相談が中心となっています。
____先生が特に注力されている施術について教えてください。
鈴木三奈先生私は、ヒアルロン酸注射*1に注力しており、患者さま一人ひとりのニーズに合わせて、シワの改善やたるみへのアプローチを行っています。当院では、アラガン社製のヒアルロン酸に加え、価格を抑えたい方のために韓国製のヒアルロン酸(チャウム)も取り扱っています。ヒアルロン酸の種類によって特徴や価格が異なりますが、いずれも適切な品質管理がされたものを使用しており、患者さまの予算やご希望、改善したい部位に合わせて選択肢を提供していますね。
____ヒアルロン酸注射を受ける場合、どのような流れになりますか?
鈴木三奈先生まず患者さまのお悩みを私が詳しくお聞きします。鏡を見ながら、具体的にどこが気になっているかを確認します。具体的にどのような治療ができるか、また、腫れや内出血、アレルギー反応などの副作用や合併症についても詳しくご説明します。似た雰囲気の患者さまのモニター写真などをお見せすることで、術後にどうなるのかイメージすることが可能です。全てご納得いただけましたら、同意書にご署名いただき、施術を実施いたします。ヒアルロン酸注入は基本的に日帰りで、入院の必要はありません。
プライベート空間で叶える、「人生を前向きに変える医療」

____クリニックの雰囲気や特徴について教えてください。
鈴木三奈先生清潔感があり、信頼できる雰囲気とプライベート感を大切にしています。他の患者さまとの接触がないよう、時間を区切って個室での対応を心がけていますね。また、患者さま一人ひとりに時間をかけ、本当に望んでいることや治療内容について、ご納得いただけるまでお話しするようにしています。保険診療と自由診療どちらのニーズにも対応できるのが当クリニックの特徴です。内装や接客も、豪華さよりもまず「信頼」を第一に、安心して治療を受けていただけるような雰囲気づくりを心がけています。
____先生が知識を増やしていく上で普段から行っていることがあれば教えて下さい。
鈴木三奈先生美容医療の分野は日々進化しているので、知識のアップデートは欠かせません。アラガン社などの製薬会社が定期的に開催する勉強会に積極的に参加しています。オンラインでの受講に加え、年に一度開催される美容外科学会や形成外科学会など、学会の勉強会にも足を運んでいます。
____診察を行う上で、先生が最も大切にされていることは何でしょうか?
鈴木三奈先生診察を行う上で一番大切にしていることは、「その方が何を望んでいるのか」を深く理解することです。表面的なシワを取ることだけでなく、その背景にある「自分に自信を持ちたい」といった内面的なニーズや、生活全体の質(QOL)に貢献したいと考えています。私自身がアトピーで長年肌に悩み、それが改善したことで自信を得た経験があるため、患者さまの気持ちには寄り添えると自負しています。ただ綺麗になるだけでなく、自信を持って人生を過ごしていけるよう、総合的にサポートすることを大切にしていますね。
____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。
鈴木三奈先生私も患者さまとともに日々学び続けています。これからも、みなさまのお役に立てるよう、誠心誠意、診療を頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。見た目を整えることは、前向きな気持ちや自信につながり、結果として人生を豊かにするきっかけになると考えています。少しでもお悩みがあれば、ぜひご相談ください。


