ほくろ除去・診断の名医
水野謙太先生 
西新井みずの皮膚科クリニック

東京都足立区、西新井駅東口から徒歩6分の場所に位置する「西新井みずの皮膚科クリニック」。院長の水野 謙太(みずの けんた)先生は、埼玉医科大学を卒業後、東京慈恵会医科大学や自治医科大学附属さいたま医療センターなどで研鑽を積み、皮膚外科やアトピー性皮膚炎・乾癬を専門とする皮膚科専門医です。現在も週に一度、東京慈恵会医科大学葛飾医療センターで後進の手術指導にあたりながら、地域に密着した診療を続けています。医師を志したきっかけや、ほくろ診断・除去への深いこだわり、そして患者さまに対して大切にしている想いについて、詳しく伺いました。

「患者さんの不安にまっすぐ向き合いたい」——医療への憧れから、医師としての歩みへ

____先生が医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?

水野謙太先生医療という仕事が、子どもの頃から父の影響で身近に感じられる環境にあったことは大きかったと思います。患者さんが不安を抱えて来院されて、その方に向き合い、安心して帰っていただく。そういう医師の仕事に、自然と魅力を感じるようになりました。

また、子どもの頃に読んだ漫画『ブラック・ジャック』の影響もあります。弱い立場の方に寄り添い、目の前の患者さんのために全力を尽くす姿がとても印象的でした。現実の医療は漫画のように簡単ではありませんが、患者さん一人ひとりに真摯に向き合うという姿勢と、あの人情味あふれる医師像に憧れがあり、今でも通じるものがあると感じています。

そのような経験から、人の役に立てる仕事、そして患者さんの不安や悩みに直接向き合える仕事として、医師を志すようになりました。

____最初はどのような診療科に興味を持たれていたのでしょうか?

水野謙太先生漫画の影響もあり、最初は手術の成果が目に見えて分かりやすい外科系の分野に進もうと考えていました。しかし、研修医時代に救命救急や外科など様々な診療科を回る中で、自分自身がアトピー体質であったこともあり、皮膚科領域への関心が徐々に高まっていきました。最終的に進路を父親に相談した際、「患者さまとより密接に関わり、内科的視点からも外科的視点からもトータルケアができる皮膚科が良いのではないか」と助言を受け、皮膚科医の道を歩むことを決意しました。実際に皮膚科の研修に進むと、その中でも特に皮膚外科という、手術を伴う治療分野に強い魅力を感じるようになりました。

____大学病院や多くの医療機関で活躍される中で、開業を決められた経緯を教えてください。

水野謙太先生大学病院では悪性腫瘍をはじめとする重症の患者さまを多く担当してきましたが「もっと早い段階で適切な診断や予防的介入ができていれば、ここまで悪化しなかったのではないか」と感じる事例を数多く経験しました。中には、十分な診断がなされないまま不適切な処置を施され、疾患が進行してしまったケースもあり、皮膚科専門医による確かな初期診断と、シミやほくろの段階からの適切なアプローチ、すなわち予防医療の大切さを痛感したのです。

また、当クリニックが位置する地域は、これまで皮膚科の専門的な診療を行う医療機関が非常に限られていた場所でもあります。大学病院で培った最新の知見や皮膚外科の技術を活かし、地域の皆さまに身近でトータルな皮膚科医療、そして正しい予防医療を直接お届けしたいと考え、自らクリニックを開設いたしました。現在も週に1回、東京慈恵会医科大学葛飾医療センターにて非常勤医師として後輩医師への手術指導を継続しており、常に医療技術のアップデートに努めています。

ほくろは「診断」がすべての出発点——取る前に必ず確認すること

____クリニックの特徴や、先生が特に注力されている治療について教えてください。

水野謙太先生当クリニックでは、保険診療の皮膚科一般から自費診療の美容皮膚科まで、地続きのものとしてトータルで対応できる体制を整えています。その中でも、ほくろやイボの除去、そしてその前段階における「診断」には特に力を入れていますね。ほくろのように見えるできものの中には、何種類もの病態が存在し、稀に悪性黒色腫(メラノーマ)などの重大な疾患が隠れていることがあります。診断を誤って安易に除去してしまうことは大きなリスクを伴うため、まずはそれが良性のものであるかを正確に見極めることが極めて重要です。

当院では、「ダーモスコピー」と呼ばれる専用の拡大診療器材を用い、皮膚の微細な構造を詳細に観察する検査を行います。これにより、手術やレーザー処置を行う前に安全性をしっかりと確認します。

____実際のほくろ除去の施術は、どのような流れで行われるのでしょうか?

水野謙太先生まず、ダーモスコピーによる診察を行い、良性であることを確認した上でカウンセリングへと進みます。一口にほくろと言っても、その大きさや深さ、生じている部位によって適したアプローチは異なります。当院では、CO2(炭酸ガス)レーザーや電気メスによる削り取り、場合によっては外科的にくり抜く方法など、複数の選択肢から患者さまの状態に最も適した方法をご提案しますね。

カウンセリングでは、施術後に生じるダウンタイムや、一時的な赤み、将来的に残りうる傷跡のリスクについて事前に客観的な説明を行います。また、施術前後でお写真を撮影し、患者さまご自身にも客観的に経過を確認していただけるようにしています。ほくろはお顔の印象を左右する大切な要素です。患者さまご自身に鏡を見ていただきながら、「本当にこのほくろを除去してよいか」を丁寧に確認し、ご納得いただいた上で局所麻酔を施して施術を行います。

____施術そのものだけでなく、その後のサポートについても重視されていると伺いました。

水野謙太先生当院では施術が終われば完了ではなく、その後のアフターケアのプロセスを何よりも大切にしています。施術後、1週間から2週間目の段階で再度ご来院いただき、傷口の感染が起きていないか、肥厚性瘢痕・ケロイド(傷跡の盛り上がり)の兆候がないかを医学的に確認します。この際、適切なテーピングの処置や、紫外線による色素沈着を防ぐための日焼け止めの正しい塗り方について細かくご指導します。さらに、施術から3ヶ月が経過した時点でも再度診察を行い、赤みや色素沈着の引き具合、再発の有無を評価。色の濃いほくろは根が深い傾向があり、場合によっては複数回に分けて段階的に処置した方がきれいに仕上がることもあるため、長期的な視点で綿密にフォローアップを行うのが当院の方針です。

すれ違いのないコミュニケーションで価値ある医療を届ける

____知識を増やすために、普段から取り組まれていることはありますか?

水野謙太先生学会や勉強会への参加はもちろんですが、特に力を入れているのは「失敗症例の検討会」への参加です。医師には失敗がつきもので、なぜうまくいかなかったのかを看護師や医療スタッフとともにチームで振り返ることが、本当の意味での向上につながると思っています。SNSでは成功した症例しか見えませんが、その裏側では課題を抱えているケースも多いです。反省と検討を積み重ねることが大切だと感じています。

____診察において、先生が最も大切にされていることは何でしょうか?

水野謙太先生医療従事者と患者さまとの間での「十分なコミュニケーション」です。医療、特に自費診療や美容を伴う領域における満足度の低下は、その多くが事前の説明不足や、仕上がりのイメージに関する認識のすれ違い(コミュニケーションのエラー)から生じると考えています。

患者さまが当院を選び、貴重な費用と時間をかけてお越しいただく以上、私たちはその決意に真摯に応えなければなりません。そのためには、医師側が一方的に治療法を押し付けるのではなく、患者さまのお悩みや「こうなりたい」「ここは残したい」というご要望を丁寧にヒアリングし、医学的な予測に基づいた現実的な仕上がりイメージを共有することが不可欠です。十分に話し合い、信頼関係を築いた上で治療に進むことこそが、医療の質を担保する基本であると考えています。

____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。

水野謙太先生シミやほくろの治療は、単に見た目を整えるだけでなく、将来的な皮膚の健康を守る予防医療としての側面も持ち合わせています。そこで当院では、皮膚科専門医としての知識に基づき、丁寧な診察とリスクに配慮した治療の提案に注力します。万が一、入院や全身麻酔を必要とするような高度な治療が必要と判断された場合でも、私自身が現在も所属している大学病院と緊密に連携を取り、スムーズにご紹介できる体制を整えています。「このほくろは取っても大丈夫なのかな」「少し気になるシミがある」といった小さなお悩みでも構いません。まずは安心してお気軽にご相談ください。

プロフィール
水野謙太先生
西新井みずの皮膚科クリニック/院長 水野 謙太(みずの けんた)

埼玉医科大学卒業。東京慈恵会医科大学、自治医科大学附属さいたま医療センター、皮膚科・美容皮膚科クリニックなどで研鑽を積む。自治医科大学附属さいたま医療センターでは形成外科にも従事し、外科的手技を含めた診療経験を重ねる。現在は西新井みずの皮膚科クリニックで院長を務める傍ら、東京慈恵会医科大学葛飾医療センターにて非常勤医師として皮膚外科手術の指導にも携わっている。

<所属学会>
・日本皮膚科学会
・日本美容皮膚科学会
・日本臨床皮膚科医会
・日本臨床皮膚外科学会
・日本小児皮膚科学会

問い合わせ: 公式サイトからWEB予約ができます。

治療メニュー等

取材日: 2026年5月11日

◾️施術名:ほくろ除去
◾️施術の説明:
まず、ダーモスコピー(皮膚の拡大鏡検査)によってほくろの性状を詳しく確認します。良性と判断された場合、ほくろの深さや状態に応じて以下の方法から適切な処置を選択します。

【CO2レーザーによる除去】
局所麻酔をした上で、CO2レーザーを用いてほくろを削って取り除く方法です。

【電気メスによる除去】
電気メスを用いてほくろを削って取り除く方法です。色素が残りにくい傾向があります。

【くり抜きによる除去】
ほくろが深い場合に選択されることがある方法です。 悪性が疑われる場合は、まず検査(皮膚組織生検)を行った上で取り除く方針となります。ほくろが深い場合は再発することがあり、その際は複数回に分けての処置が必要になることがあります。

◾️施術のリスク:
一時的な赤み、将来的に残りうる傷跡

◾️費用(税込価格)
【ほくろ・いぼ除去(CO2レーザー)】
・5mm未満 1個:5,500円
・5mm以上10mm未満 1個:11,000円
・10mm以上15mm未満 1個:19,800円
・15mm以上20mm未満 1個:27,500円
・取り放題(10個まで):44,000円



ライタープロフィール
今崎人実
大手インターネットプロバイダーを経て、Webデザイン事務所に所属。Webデザイナーとして医療専門サイトの構築に携わる。2021年に専業のライターに転身し取材を中心に活動。医師・看護師・放射線治療の研究所などへの取材を得意とし、ライターとして活躍中。