大阪上本町駅より徒歩1分、谷町九丁目駅から徒歩7分という好立地にあるノリス美容クリニック。院長を務める千原 良友先生は、元々泌尿器科で癌治療を中心に行っていたところから美容外科医に転身されました。豊富な経験を積まれた千原先生の、再生医療に向き合う想いを伺いました。
人生をよりハッピーに過ごしてもらいたいという想いから美容外科医へ
___元々は泌尿器科医としてお仕事されていたとのことですが、美容医療に転身されたきっかけを教えてください。
千原良友先生泌尿器科医のころは、癌の患者さんを中心に診ていました。癌の患者さんが元気になってくださるのは嬉しいのですが、私ができるのはマイナスをゼロの状態に戻すまでなんです。 ですが、美容医療は患者さんの状態をプラスにすることができ、QOLを高めることができるので、そういったところにやりがいと楽しさがあると考えました。
___辛い現場を経験されてきた千原先生だからこそ、元気な人をより美しく、元気にすることにやりがいを感じられたんですね。
千原良友先生そうですね。人は誰しもがいつか死にますから、生きている間はハッピーな方が良いじゃないですか。 生きている間の時間を幸せにできる、そういった治療にやりがいを感じていますね。
経験と知識が豊富な千原先生だからこそ行える再生医療
____先生が特にお得意とされている治療などは何かございますか。
千原良友先生一括りで言うと再生医療 *1ですね。
私は第2種と第3種の両方で認可をもらっていて、2種は脂肪幹細胞、3種はPRPです。
____2種を取り扱っているのは珍しいですね。
千原良友先生2種の中でも線維芽細胞と脂肪組織由来幹細胞の2種類があるのですが、多くのクリニックが取り扱っている大半が線維芽細胞です。 実際に幹細胞を扱っているところは少なく、大阪では私のところを含めて3院ほどしかありません。
____千原先生はなぜ再生医療に注目されたのですか?
千原良友先生泌尿器科医だったころ、癌治療と同時に研究職も両立していました。
当時はアメリカにある世界トップクラス研究室「ノリスがんセンター」というところで働いていて、その後国立がんセンターの室長も務めました。
ちょうどその頃、幹細胞というのが非常にホットな話題で、がん幹細胞というのがあるのではないかと研究をしていました。それが2006、7、8年頃の話です。
____そんなに昔なんですね!
千原良友先生幹細胞が多機能であり多様性もあり、なんにでも分化できる細胞ということで、これは絶対美容にも使えるなと、当時から思っていました。 なので、もし自分が美容クリニックを作るのであれば、絶対に再生医療 *1をメニューに取り入れようとその頃から思っていました。
顔だけでなく全身にも若返り効果が期待できる再生医療
____具体的に再生医療というのは、どのように行うものか教えてください。
千原良友先生例えば膝が痛い方であれば膝に幹細胞を打ち込みますし、肝臓が悪い方であれば点滴で幹細胞を打ち込みます。顔に関しては局所注射を行います。 他のクリニックではほうれい線とか目の下のたるみとかに対して直接注射を打ち込むんですけど、当クリニックの場合は水光注射で全顔にまんべんなく打ち込みます。 そして、ほうれい線など特に気になる部位があるという方には別途手打ちを行います。
____再生医療によってどのような美容効果が見込まれますか?
千原良友先生一言でいうと「若返り」。ハリツヤが戻ったり小さなシワが消えたりし、ほうれい線もマシになるような効果が望めます。
____若返りの施術で人気のヒアルロン酸やボトックスと再生医療との違いはなんですか。
千原良友先生ヒアルロン酸 *2とボトックス *3は足りなくなったものを補ったり、エイジングを緩やかにするための施術です。 一方、幹細胞は、一度定着するとほぼ恒久的に若返り効果が続くことが特徴です。補填的に行う施術と違って、若々しくいる力を高めることができますよ。
患者さんを幸せにする千原先生こだわりの再生医療
____先生の治療を受けた患者さんの反応はいかがでしたか。
千原良友先生一度高齢の方に治療を行ったことがありますが、すごく喜んでくださいました。 効果が出るまで半年ほどの時間がかかるので待ってくださいとお伝えしましたが、毎日顔を見てると明らかにキレイになっているのを実感できたと、治療をしてから1ヶ月ほどで言ってくださいました。
____先生のこだわりや治療の際に気をつけていることを教えてください。
千原良友先生2つあります。幹細胞を元々扱っていたので、特性をしっかりと理解した上で治療にあたっているというのが一つのこだわりです。 また、幹細胞は培養する施設に大きな影響を受けるのですが、私は日本でもトップクラスのラボにお願いをしているので全体的なクオリティには自信があります。 もう一つは、顔に局所注射をするにあたって水光注射で打ち込むというのは、私のオリジナルだと思います。 水光注射っていうのは、一定の時間で一定の量を少しずつ皮膚に注入していく手術なので、詰まってしまう危惧がありました。 しかし、何回も何回も実験して、水光注射の肌のレジュビネーション効果を活かせるようにしました。なので、幹細胞とダブルで効果が得られると考えます。
____ちなみに、再生医療を行うのは何歳くらいのタイミングが向いていますか。
千原良友先生19や20歳を超えるとやりどきではあります。ただ、30代くらいが1番いいと思います。 まだほうれい線やシワが気になる年代ではありませんが、理論的にも良いとされているので、先行投資のような感じでおすすめします。
____再生医療以外で先生のクリニックを利用する患者さんで多い治療を教えてください。
千原良友先生様々ですが、一般的にはハイフ *4やフォトフェイシャル *5、あとは美容点滴などが多いです。ボトックスもありますね。
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患者さんに合った治療だけを常に徹底して行う
____先生が患者さんと向き合うときに大切にされていることを教えてください。
千原良友先生マニュアル通りではなく、その人に合ったものだけをおすすめすること。また、患者さんが望んでもためにならないことはしないということです。 例えば、ヒアルロン酸を打ちたいなど、明確にやりたいことを持って来られる患者さんがいたとしても、その施術が患者さんに合ってなかったら、はっきり「やめなさい」と言います。 患者さんのQOLを上げるためだけに大事なことのみをお伝えするようにしています。