大阪の心斎橋駅からすぐのところにある、まるで高級ホテルのような佇まいのmy place beauty clinic。院長の南享介先生は、美容医療に10年以上携わり、2020年は年間症例数西日本5冠を獲得された、豊富な経験と確かな実績をお持ちの先生です。今回は、南先生がお得意とされている脂肪注入のお話を中心に、美容医療への想いを伺いました。
____先生が形成外科を目指されたきっかけを教えてください。
南享介先生元々、ものづくりが好きだったということが理由の一つです。
なくなったものを再建したり、足りなくなったものを補ったりして、手術で人の見た目を変えていく形成外科が、自分にあっているなと思いました。
____先生がお得意とされている施術はなんでしょうか。
南享介先生顔や胸などへの脂肪注入*1です。
___30代以上の女性で脂肪注入を希望される方は、どこに脂肪を入れる方が多いでしょうか。
南享介先生30代になるとエイジングが始まって、顔に影が目立ってくるので、こめかみや額に入れる方が多いですね。早い方ですと30代前半でも頬がこける方がいるので、そういった方にも脂肪注入はおすすめです。 胸への脂肪注入の場合は、年齢問わず希望される方が多いですね。
2回注入すれば、半永久的に定着する
____豊胸手術の方法として、シリコンバッグを入れる方法やヒアルロン酸を注入する方法もありますが、脂肪で行うメリットは何でしょうか。
南享介先生シリコンバッグだとシリコンに抵抗があったり、大きさによっては不自然になる場合があるのですが、脂肪注入*1の場合はその方の脂肪なので柔らかさも自然ですし、形もある程度オーダーメイドでできるのでバレにくいと思います。ほとんど分からないんじゃないかな。
____確か、脂肪を使って豊胸をする場合、必要な脂肪を吸引するから痩身も兼ねられるんですよね。
南享介先生そうですね。お腹の脂肪が気になる方はお腹から、太ももが気になる方は太ももから、ある程度まとまった量の脂肪を吸引するので痩身も兼ねられます。 ただ、痩せ型の方は取れる脂肪が少ないので注入量にも限界があります。
____脂肪注入は2回しなくてはいけないと聞くのですが、本当でしょうか。
南享介先生脂肪注入は一回で完全に定着するわけではなく、一部吸収されるので、半年くらいでもう一度入れ直す方が多いですね。2回いれるとその後は半永久的に定着しますよ。
ヒアルロン酸の方が手軽でいいと考える方もいますが、再注入する回数はヒアルロン酸の方が多くなります。
ヒアルロン酸は1年〜2年かけて徐々に減っていくので、その度に注入し直さなくてはいけませんが、脂肪注入は2回で済むのでそこは大きなメリットだと思っています。
____確かにそう考えると脂肪注入の方が魅力的ですね。脂肪注入にデメリットはあるのでしょうか。
南享介先生しこりができるというデメリットがあります。 ただ、当院ではコンデンスリッチファット法を採用していて、脂肪を遠心分離器にかけて健全な濃縮脂肪細胞のみを注入することで、定着率をあげたりしこりができないように工夫をしているので、安心して受けて頂けると思います。
顔の脂肪注入に適したタイミングとは
____顔は年齢でどんどん変わると思うのですが、顔の脂肪注入はどのタイミングがよいのでしょうか。
南享介先生気になったときに入れれば良いとは思うのですが、脂肪注入の場合は脂肪吸引をしてから注入をするので、ヒアルロン酸などと比べると手軽なものではありません。 だから、やる際はある程度の量をまとめて注入できるといいのではないかなと思います。
____脂肪を注入した後の生活で、気をつけることはありますか。
南享介先生1ヶ月くらいはダイエットや激しい運動といった代謝を上げるような活動は控えてほしいですね。代謝をあげてしまうと、生着するはずの脂肪が血中に流れて減ってしまうので、気をつけて頂くようにお伝えしています。
脂肪注入は一発勝負。だからこそ技術が必要
____先生が脂肪注入をされるときにこだわっていることを教えてください。
南享介先生当たり前のことですが、患者さまのリクエストをしっかり聞くことを第一に考えています。あと、しこりになってしまうと取れないので、注入量を絶対に間違わないように気をつけています。 脂肪注入は入れてしまったら取り出せないので、一発勝負です。だからこそ知識と技術が重要な施術ですね。
____脂肪注入以外に、30代〜40代におすすめのアンチエイジング施術や、先生ご自身が受けられていていいなと思う施術があれば教えてください。
南享介先生30代くらいになってほうれい線などが気になりだした方であれば、ハイフ*2はおすすめです。僕自身、ハイフとボトックス*3を定期的に受けていますよ。
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____最後に、先生が患者さまと向き合う時に大切にされていることを教えてください。
南享介先生患者さまの希望をうまく汲み取ることですね。患者さまが求めているものがどういったものなのかを理解することを一番大切にしています。 あと、常に情報のアップデートにも努めています。今でも勉強していますし、論文を読んだり学会に参加したりして、実際の施術に活かせるように心がけています。