形成外科専門医として腕を磨き、婦人科形成や傷跡修正などの手術経験が豊富なビスポーククリニックの上野 佐知先生。美容知識や経験が豊富な患者さまが多いというクリニックで、時に戦友のようにじっくりと話し合い、ケアの方針を立てられています。特に婦人科形成の分野では普段は見えない箇所だからこそ、念入りなカウンセリングが大切なのだそう。婦人科形成の名医、上野先生の美容への思いを伺いました。
形成外科の経歴を生かし、美容皮膚科&美容外科の道へ
____先生のご経歴や、美容外科を目指そうと思った理由を教えてください。
上野佐知先生元々は大学病院で約10年勤務し、形成外科の手術を担当していました。その後美容皮膚科に3年ほど勤務をしておりましたが、やはり皮膚科だけでは治療の選択肢が少なく、ご提案できる内容に限界があると感じるようになりました。 患者さまにとってさらに幅広い治療方法を提供できるよう美容外科に転身。美容皮膚科も外科手術も選択肢に入れられることで、より最適な施術を提案できるようになりました。
女性医師だから婦人科形成のお悩みも相談しやすい!
____30代以降でクリニックに来られる患者さまのお悩みTOP3を教えてください。
上野佐知先生婦人科形成のお悩みで多いのが、小陰唇の大きさ、左右差、外陰部の黒ずみです。 他の様々な美容の施術は、男性ドクターでも女性ドクターでも受診のハードルは同じだと思うのですが、「婦人科形成だけはやはり女性ドクターに任せたい」と言っていただける分野だと思います。
____気になっていても他の人に相談しにくい部分ですよね。
上野佐知先生デリケートゾーンは他の人から見える部分ではないので、気になることがあってもなかなか人に相談しにくく、クリニックを受診するのもはじめは難しいと思います。 そんな患者さまともじっくりカウンセリングを行い、ケアした後に悩みがなくなったと言っていただけるととても嬉しく、やりがいを感じます。他の患者さまも最初は同じように悩んでいらっしゃいましたから、ぜひ相談してください。
自分が受けたいのは糸リフトとフォトフェイシャル
____先生が自腹を切ってでもやりたい施術、もしくはアラフォー世代におすすめの施術を教えてください。
上野佐知先生気に入っている治療は糸を使用したたるみ治療です。 なかでも、MWデュアルリフト®*1は限られたクリニックでしか治療を受けられない、特殊な糸を使用したたるみ治療です。 ほかの糸を使用した治療と比べてもリフト効果が高く、フェイスラインがキュっと持ち上がるのでイメージ通りに仕上がる印象があります。年齢とともにフェイスラインが下がり、たるみが気になる方におすすめです。
____しみやくすみのない美肌を手に入れるにはどんなケアがおすすめですか?
上野佐知先生フォトフェイシャルM22*2が特におすすめです。赤みやしみ、肌のハリ感アップなどお顔全体の悩みに対応できます。M22の特徴はフィルターを変えることで特化させたい悩みによりフォーカスしたケアができるということ。 通常の光治療と違い、赤みやしみなど特定のターゲットに絞って重点的にケアができるのでお悩みに対して効果が出やすいと思います。特に細かくたくさんあるしみに効果的で、月に1回のペースで5〜6回通っていただくと美しい状態をキープできると思います。
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エイジングケアに必要な成分はビタミンCとビタミンD
____エイジングケアにおすすめの注目成分はありますか?
上野佐知先生美容に必須の栄養素はビタミンC。私はリキッドタイプのサプリメントがお気に入りです。ビタミンCと合わせて、ビタミンDも大切な栄養素。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進する役割があります。 年齢を重ねると徐々に骨も痩せていきますが、顔の骨がやせてしまうとたるみなどのお悩みにつながっていきます。今すぐの効果は出てこないかもしれませんが、長い目で見てエイジングケアに必要な成分だと思います。
海外での経験が婦人科形成の施術に役立つ
____先生が一番得意とされている施術はなんですか?
上野佐知先生婦人科形成に関わる分野ですね。一般形成外科の頃から治療に携わることがあり、形成外科医ならではの傷跡に配慮した手術には自信があります。
____海外でのご経験もあるとのことですが、どんなことをされていたのでしょうか。
上野佐知先生はい、ベルギーで形成外科手術の指導経験があります。現地の先生から手術を手伝って欲しいと依頼を受け、その先生の手術のサポートや若手の先生に形成外科手術の指導をしました。こういった海外での経験も今の仕事に役立っていると思います。
普段は見えない箇所だからこそ入念なカウンセリングを実施
____最後に、患者さまとどう向き合っているか、何を大切にしているかをお聞かせください。
上野佐知先生私は特にカウンセリングに時間をかけて、じっくり治療方針を立てていきます。患者さまの中には目的の手術が決まってから来院される方もいらっしゃいますが、まずは相談をしてみて全体的なバランスを見て治療を提案してほしいという方も多いのです。 ですので、患者さまの希望と医師側の提案を調整しながら治療方針を立てていくことが多いですね。どんなお悩みも、まずはお気軽にご相談ください。