都内に7店舗、埼玉に1店舗の計8院の理事長を務められる花房火月先生。多くの皮膚科を経営しながらも、結果を出すことにこだわりを持ち続け、日々患者さまと向き合っています。花房先生が皮膚科にかける想いをお伺いしました。
____皮膚科医を目指されたきっかけを教えてください
花房火月先生私が子どもの頃、皮膚科にとてもお世話になったことが大きいかなと思います。私も兄貴もアトピーもちで、兄弟揃って毎週末皮膚科に通っていたんです。 それでもなかなかよくならなくて、子どもながらに「こんなにアトピーって大変で治らないものなんだ」と感じていました。
____長く皮膚科医の先生にお世話になる中で、自分もその道を目指そうと思ったんですね。
花房火月先生高校生になってやっと良くなって、そこからしばらく忘れていたんですけど、将来の進路を決めるときに、やっぱり肌で悩んでいる人の役に立ちたい、それが自分の運命なのではないかと思って皮膚科の道にすすみました。
「ニキビ跡をなんとかしたい」花房先生を頼って全国から人が集まる
____クリニックに来院される患者さまのお悩みで多いものを教えてください。
花房火月先生美容医療の分野でいうと、やっぱりしみが一番多くて、その次にたるみやしわ、薄毛で来られる患者さまもいらっしゃいますね。 あと、ニキビやニキビ跡、マスクの影響もあって赤ら顔で来られる方も増えました。
____その中でも先生がお得意とされているのがクレーターのニキビ跡ですよね。
花房火月先生そうですね。ニキビ跡に関しては、全国から私の皮膚科に来て頂いています。HPに症例写真をたくさん掲載しているので、それを見てお越しいただく方も多いですね。
____ニキビ跡にはどういった施術が効果的ですか?
花房火月先生クレーターのようになったニキビ跡には、サブシジョンと炭酸ガスレーザーを組み合わせたコンビネーション療法 *1がおすすめです。
他にも色々な治療法はあるんですけれど、日本人の肌に向いているのはこの方法かなと思います。
たるみは予防が大事。ハイフでたるみの予防ケアを!
____アラフォー女性が今からはじめておいた方がいい施術やケアがあれば教えてください。
花房火月先生しみはレーザーで取れるからよいのですが、顔のたるみはやっかいな問題ではないかなと思います。 たるみは予防をすることが大切で、たるみを予防するには、適正体重を保つとか紫外線対策をしっかり行うなど色々と予防法はあるんですけれど、早めにハイフ *2を取り入れていくのもいいと思いますよ。
____エイジングケアとして取り入れた方がいい成分などはありますか?
花房火月先生スキンケアで注目してるのはビタミンA誘導体です。ビタミンA誘導体はすごくポテンシャルが高いんですよね。 コラーゲンを増やして小じわを改善したり、ヒアルロン酸を増やしたり、しみにも効果的だったりするので、ぜひスキンケアで取り入れて頂きたい成分です。 あと、ビタミンCもおすすめですね。なので、最近はビタミンに注目しています。
____サプリメントなどのインナーケアはいかがでしょうか。
花房火月先生これもやっぱりビタミンCなどの抗酸化作用のあるものがおすすめで、アメリカの医師はビタミンDもおすすめしていますね。
ビタミンに関しては今後、よりフォーカスされていくのではないかなと思います。
あとは腸内細菌を整えた方がいいので、善玉菌をとったり食物繊維をとったりするのも大切で、そういったところをサプリメントで補うのもいいと思います。
____先生ご自身が普段気をつけられていることや意識してとれられている成分はありますか?
花房火月先生ビタミンB群を摂取したり、スキンケアではビタミンAを愛用しています。いまちょうど、ビタミンAの化粧品開発もしているので、今後よいものをお届けできればと思っています。
明確な結果を出すことを信念に
____先生ご自身を何かの名医だというとしたら、何の名医ですか?
花房火月先生やっぱりニキビ跡の名医じゃないですかね。 これまではフラクショナルとダーマペンという選択肢しかありませんでしたが、サブシジョンとレーザーのコンビネーション療法 *1をおこなうことで、しっかりと結果を出せているのではと思います。
____現在、8院と数多くの皮膚科を経営されていますが、信念として曲げずにいる事や大切にされていることを教えてください。
花房火月先生信念は「結果をだす」ということです。 ニキビ跡や薄毛、赤ら顔という、良くなっているかがよく分からない分野で「ほら、ちゃんと良くなったよね」という、明らかな結果を出すことにこだわっています。
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____ニキビ跡や赤ら顔には強いコンプレックスをお持ちの方も多くいると思います。
花房火月先生肌のコンプレックスって、今の自分が前を向けないというだけでなく、そのコンプレックスを解消したときに、コンプレックスで辛い想いをした過去の自分を取り戻しにいくというか、人生の欠けていたピースを埋めるような感じがあるんですよね。
これまで、コンプレックスを解消された患者さまの雰囲気が付き物が取れたように、明るく変化するのを見てきました。
だから、僕はコンプレックスの分野でしっかり結果を出したいなと思っています。
____最後に、患者さまと普段どう向き合われているかを教えてください。
花房火月先生Youtubeを見ていただくとわかると思うのですが、暗い言葉を使わない、暗い雰囲気を出さないということはかなり意識しています。明るい雰囲気で「大丈夫ですよ」とお声がけをするようにしていますね。 あと、上から目線で物事を言わず、丁重にお話を伺うようにしています。
____先生の言葉は重いですからね。「あ〜なんでここまで放っておいたの」とかいわれるとすごく傷ついたり…笑
花房火月先生実は僕もその体験を小さい頃にしているんですよ。「あ〜もうこれ治らないね、一生付き合っていくしかないね」といわれたこともあったので。 そういう経験もあって、言葉遣いなどには気を遣っていますし、過去の経験は今の自分にかなり生きていると思います。