東京都港区「麻布十番」駅から徒歩2分に位置する「SHIROKUMA CLINIC AZABU」。温かく誠実な美容医療を目指し、患者さま一人ひとりを迎えるクリニックです。美術の世界から医師へと転身した松田朋子院長は、「人の心に寄り添う」ことを信条とし、カウンセリングから丁寧に向き合っています。医師になった経緯や、患者さまへの想いについて、詳しく伺いました。
阪神・淡路大震災を原点に、美術の世界から医師の道へ

_先生が医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?
松田朋子先生私はもともと、美術系の道を進んでいてカメラマンのアシスタントなど、医療とは関係のない仕事をしていました。医師を目指したきっかけは、中学生の時に経験した阪神・淡路大震災の経験です。知人のご家族も犠牲になるなか、何もできない自分の無力さを痛感しました。その時の気持ちが、心に棘のようにずっと刺さっていて「もしもの時に、人の命を救える人間になりたい」と、考えるようになったのです。
最初は「生まれ変わったら医者になりたい」という漠然とした憧れでした。次第に「なぜ、生まれ変わるのを待つ必要があるのだろう?何年かかってもいい、今からやろう」という強い思いに変わったのです。そこから一念発起し、勉強を一からやり直して医学部を目指しました。
____そこから、なぜ美容医療の道へ進まれたのでしょうか?
松田朋子先生医師になり、臨床現場に立つなかで、人の死に直面することが私にはあまりにも辛すぎました。心臓マッサージをしながら、涙が止まらなくなってしまうことも一度や二度ではありませんでした。もちろん、命を救いたいという思いは強くありましたが、その一方で、人の人生を豊かにする方法はそれだけではないのではないか、とも感じていました。
そんな時、知り合いの先生が働く美容クリニックを見学する機会があったのです。そこで、見た目のコンプレックス解消が、患者さまの自信を取り戻す一助となる美容医療の可能性に感銘を受けました。美術の世界で培った美的感覚も、この分野でならきっと活かせると感じ、「私が進むべき道はここ」だと確信しました。
自然な印象を目指す、こだわりのクマ治療

____先生が特に力を入れている「目の下のクマ治療」について詳しくお伺いします。
松田朋子先生目の下のクマといっても、実はさまざまな種類があります。寝不足などで生じる血行不良による青クマや、色素沈着による茶クマは、お化粧である程度隠すことができます。しかし、多くの方が悩まれている、目の下のふくらみやへこみといった凹凸による黒クマは、影によって生じるため、メイクで隠すことは困難です。
軽度の場合は、注入治療で改善することもありますが「脱脂+脂肪注入」*1という組み合わせの手術をおすすめしています。まずは、まぶたの裏側から、原因となっている余分な脂肪を取り除く「脱脂」の手術を行い、次に、取り除いた脂肪を頬やほうれい線などに注入する「脂肪注入」を行います。
クマの原因は目の下のふくらみだけでなく、その下の頬のボリュームが痩せてしまったことによる、へこみとの段差であるケースが多いです。とくに30代以降は、ただ脂肪を取るだけでは目の下が窪んでしまい、かえって疲れた印象になってしまうことがあります。適切な箇所に脂肪を注入することで、目の下の凹凸を滑らかにするだけでなく、お顔全体としてより自然で若々しい印象を目指すことが期待できます。

____実際にクリニックで目の下のクマ治療を受ける場合、どのような流れになりますか?
松田朋子先生遠方の方でなければ、まずは一度ご来院いただき、カウンセリングを行います。診察では、クマの種類を正確に診断し、考えられる治療法について、メリット・デメリットを含めて詳しくご説明します。美容医療は病気の治療とは違い、「絶対にしなければいけない」ものではありません。
ですから、患者さまが少しでも「怖いな」「不安だな」と感じている状態で、無理に手術をおすすめすることは決してありません。ご自身が「本当に受けたい」と心から思えた時に、受けていただくのが一番だと考えています。
ご決断いただけましたら、後日、手術のご予約をお取りいただきます。手術当日は、まず最終的なデザインの確認を行い、麻酔をしてから手術を開始。術後は、リカバリールームで少しお休みいただいた後、ご帰宅いただけます。
大切な人に勧めたいと思えるクリニックを目指して

____クリニックの特徴を教えてください。
松田朋子先生開業の際に決めていたのは、不必要な治療をすすめるアップセルは、絶対にしないということです。たとえ周りから「そんな綺麗事では経営できないよ」と言われても、自分のポリシーは今後も貫きます。患者さま一人ひとりにきちんと向き合い、大切な友人や家族にも心からすすめられるような、誠実な医療をお届けしたいと日々考えています。
クリニックには、カフェのようなラウンジスペースもご用意しています。施術の前後や、お待ち合わせの時間などに、コーヒーでも飲みながら、ゆっくりと過ごしていただきたい、という思いで作りました。先日は、奥さまが施術を受けている間、旦那さまがラウンドスペースでパソコンを開いてお仕事をされていました。気兼ねなくご利用いただけて、うれしく思っています。
ただ治療を受けるだけの場所ではなく、誰もが気軽に立ち寄れる、アットホームな場所にしたいですね。お子さまが遊べるキッズスペースもありますので、お子さま連れの方もお越しいただけます。
____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。
松田朋子先生美容医療の情報はインターネット上にあふれており、どれが正しいのか判断するのは難しいかもしれません。美容クリニックも数多くあり、自分にあうクリニックを選ぶのも非常に難しいと思います。患者さまにお伝えしたいことは、焦らずに、きちんと情報を精査して、見極める力をご自身でも持っていただきたいということです。
「今すぐに綺麗になりたい」というお気持ちも十分理解しておりますが、医師に言われるがままに手術を決めるのではなく、一度持ち帰って冷静な判断をして欲しいと思っています。当院では、患者さまが不安をお持ちのうちに、無理に手術を進めることは決してありません。まずはお話を聞きに来ていただくだけでも問題ありません。ぜひ一度ご相談にいらしてください。
私が目指しているのは、自分自身が、そしてスタッフが、自分の大切な友人や家族に心からすすめられる正直な美容医療です。麻布十番という街で、皆さまに信頼され、愛されるクリニックとなれるよう、心を込めて一人ひとりのお悩みに向き合ってまいります。


