名古屋市の金山駅前から徒歩2分の場所にある「LA MER CLINIC(ラメールクリニック)」。一人ひとりに寄り添う丁寧な対応と高品質なサービスを通じて、信頼されるクリニックを目指しています。また、患者さまとスタッフ双方が笑顔になれるクリニックづくりにもこだわりがあります。今回は院長の航平先生(つじこうへい)先生に、医師を志したきっかけや、得意とする「眉下切開」へのこだわりについて、詳しくお話を伺いました。
「人生を“より豊かに”変える医療を」理想を追い求めて辿り着いた美容外科の道

____先生が医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?
辻航平先生「生命に携わり、人助けをしたい」という純粋な想いから医師を目指しました。東海中学・高校という、周囲に医師を志す仲間が多い環境でモチベーションを高め、医学部へ進学しました。
____なぜ美容医療の道を選ばれたのでしょうか?
辻航平先生患者さま自身が豊かな人生を歩めるようにアシストするのは、医療におけるすべてのジャンルに共通していると思います。その中で最も自分自身のモチベーションを強く刺激する分野は何かと日々考えておりました。現場で自身の「手先の器用さ」に気づき、より精密な手技を必要とする分野においては、その強みが直接的に患者さまの幸福につながると考え、そんな中、SNSなどから触れて感銘を受けたのが美容医療の世界でした。人生をより豊かにする。私の思い描く理想像に最も近い分野が美容医療でした。
____そこからクリニックを開業されるに至った経緯を教えてください。
辻航平先生美容医療の道に進む際、「より良い人生にするための美容医療」を多くの人に届けるためには、適切な治療と倫理観を持ち、確かな教育が行われているクリニックで修業する必要があると考えたのです。そこで、最大手である湘南美容クリニックに入職しました。そこでは、症例数が多いため集中的に技術を磨くことができ、スキル向上と自身の信念を追求できる環境がありましたね。その後、技術に自信をつけ、自分がどんな価値を生み出せるかを深く考える機会を得る中で、自身の理想とする医療を実現するためにクリニックを開業するに至りました。
眉下切開の3つの極意 妥協なき「デザイン」と「傷跡」へのこだわり

____どのようなお悩みの方が、ご相談に来られますか?
辻航平先生当院では、目元に関するご相談を幅広い年代の方からいただいています。「一重まぶたを二重にしたい」「可愛い目元に変えたい」といった整容面でのご相談から、「目が開けづらい」「まぶたが重たい」といった機能面でのご相談まで様々です。その際、治療内容や費用についてしっかりとご説明し、患者さまご自身にご判断いただけるよう努めています。また、施術に関する不安や疑問についても、カウンセリングの中で丁寧にお伺いしていますね。
____先生が特に力を入れている施術について教えてください。
辻航平先生私が現在、注力しているのが「眉下切開」*1です。
まず大事なのは、適応の見極めです。たとえば、「二重にしたい」とご相談に来られた方でも、無理に二重の幅を広げるより、眉下切開の方が自然に見えるケースもあります。逆に、眉下切開よりも別の施術が適している場合もあります。このように、目の開き方やまぶたの状態をしっかり見極めて、患者さまにとって無理のない方法を判断することがとても重要だと考えていますね。
次に大切なのが、デザインです。どれくらいの皮膚を切除するかは、一般的な基準はあるものの、最終的には1ミリに満たない微妙な調整が仕上がりの印象を左右します。二重の出方や目元の動き方なども考慮しながら、細かいニュアンスを大事にしていますね。違和感なく、でも変化を実感していただけるよう、最善の仕上がりを目指して調整に努めております。
そして三つ目が、傷の扱いです。手術後の赤みや腫れの出方は人それぞれですが、私ができるせめてもの配慮として、丁寧に縫合し、傷跡が目立ちにくい仕上がりを目指すことだと考えております。縫合の一つひとつにまで注意を払い、術後に自然な経過を辿れるように心を配っています。細部にまでこだわった丁寧な縫合を心がけていますので、ぜひ症例をご覧ください。
これら「適応の判断」「デザイン」「傷への配慮」という3つの軸を常に意識したうえで、患者さまが安心して施術を受けられるよう、クリニック全体でのホスピタリティを大切にしていますね。
____「眉下切開」の手術を受ける場合、どのような流れになりますか?
辻航平先生最初はお悩みの聞き取りから行います。その方が当院に来られた背景や、「目が開けづらい」といった具体的なお悩みを聞き取らせていただきます。その後、お悩みの原因がどこにあるのかを判断。眉下切開が適切だと判断できれば、施術の提案をさせていただきます。施術が決定したら、まずデザインです。そして麻酔をしてから手術に入ります。手術中の流れとしては、麻酔後に切開をし内部処理を丁寧に行います。その後中縫い、最後に外縫いをして終了です。手術時間は30〜60分。患者さまはその日のうちにお帰りいただけます。
安心は技術だけでは生まれない。ホスピタリティで心を開くクリニックへ

____クリニックの雰囲気や特徴について教えてください。
辻航平先生私がクリニック作りで最も力を入れているのは「ホスピタリティ」です。前職で院長をしていた時から一貫していて、来院から施術後まで、患者さまが感じる緊張や不安を和らげるための「おもてなしの精神」をスタッフと徹底的に共有しています。患者さまが「このクリニックに来て良かった」「安心できる」と感じていただけるよう、カウンセラー、看護師、そして私の手術全てを通じて、患者さまをレッドカーペットで迎えるようなイメージを大切にしています。これこそが当院の重大な特徴であり、患者さまに信頼していただける基盤だと考えています。
____先生が知識を増やしていく上で普段から行っていることがあれば教えてください。
辻航平先生外科治療に限らず、糸リフトやレーザー、肌治療など、開業医として診療していく上で自分に足りていない部分や、もっとアップデートしたいところを絞って韓国のクリニックに研修に行ったりしています。韓国は、日本と比べて一歩先を行っている分野もありますので、そういった最新の知識や技術を事前に取り入れに行くという活動は常に行っていますね。
____診察を行う上で、先生が最も大切にされていることは何でしょうか?
辻航平先生患者さまが、安心して本音を話せる「空気感」を作ること。そして、私自身がそういう「人間性」を備えることです。医師が威圧的であったり、話を聞いてくれなかったりすれば、患者さまはご自身の本当の悩みを打ち明けられなくなってしまいます。私は、技術や知識を追求することは適切な医療を提供するうえで当然のことだと思っています。そして、患者さまの心に寄り添い信頼していただくことは、その医療を安心して受けていただくための絶対条件です。「人間性」こそが、クリニックの一番の強みであり、大切にしている部分です。
____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。
辻航平先生クリニックのキャッチコピーは「細部に神は宿る」です。些細なことだと思っていても、実はそれこそが物事の本質であるということは往々にしてあります。だからこそ私たちは、「相談しづらい」「悩みを打ち明けられない」という状況はあってはならないと考えています。当院には、外科治療だけでなく皮膚科治療も含め多種多様な治療法がありますので、どんな些細なお悩みでも、まずは全て打ち明けてください。患者さまの悩みを改善するための最良と考えられる治療方針を、私たちが誠意をもって提案いたします。


