東京・表参道駅から徒歩3分の好立地な場所に位置する「KNOT CLINIC AOYAMA」。院長の西田倫(にしだみち)先生は、大学・大学院で物理学や流体力学を専攻し、人工血管のシミュレーション研究や大学病院での勤務を経て医学部へ進学するという、異色の経歴を持ちます。形成外科や美容皮膚科、美容外科の領域で研鑽を積み、一針一針に強い想いを込め、手術を行ってきた西田先生に、医師を志したきっかけや、トータルバランスを重視する独自の診療アプローチ、患者さまと向き合う上でのこだわりについて詳しく伺いました。
「人と関わる仕事がしたい」物理学の研究から医学の道へ

____先生が医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?
西田倫先生もともと数学や物理が好きで、大学や大学院では宇宙物理や天文学、そして流体力学などを専攻していました。数式をパソコンに落とし込んでプログラミングを行い、医療系の分野である人工血管のシミュレーション研究なども手がけていたのです。研究自体は非常に充実していて楽しかったのですが、パソコンを相手に夜遅くまで一人で作業を続ける日々の中で、次第に「もっと直接、人と関わる仕事がしたい」という思いが漠然と芽生えてきました。自分の研究が実際にどこでどのように人の役に立っているのかが見えにくく、モチベーションとの間にギャップを感じるようになったことも一因です。
そのような時期に、大学病院の精神科で秘書のアルバイトをする機会がありました。そこでドクターたちの働く世界の裏側に入り、人の非常に深い部分にまで寄り添い、サポートしていく仕事のあり方に強い魅力を感じました。「この仕事であれば、一生情熱を持ってやり続けられる」と確信し、医学部を受け直して医師への道を歩み始めました。
____最初はどのような診療科に興味を持たれていたのでしょうか?
西田倫先生最初は形成外科に従事しました。もともと中学生の頃からメイクやネイルなど、自分自身を綺麗にすることや、細かな作業を美しく仕上げることが好きだったことも影響しています。一時はネイリストになりたいと考えた時期もあったほどです。
形成外科で形態を美しく整える外科的手技を学ぶ中で、さらに一人ひとりの患者さまと深く向き合いたいと考え、美容医療の領域へと進みました。一般的な医療における形成外科的なアプローチでは、マイナスの状態をゼロに戻すという明確なゴールが定義されていることが多いですが、美容医療はゼロ、あるいはプラスの状態をさらに綺麗にしていく世界です。その「綺麗」の定義や理想は人によって全く異なります。だからこそ、目の前の方が本当に求めていることを深く理解し、寄り添う必要がある点に非常にやりがいを感じています。多くの人に広く一度にアプローチするよりも、目の前の一人ひとりにじっくりと喜んでもらいたいという私の原点が、今の診療スタイルにつながっています。
____そこから開業に至るまでの経緯について教えてください。
西田倫先生前職のクリニックは自由にできる素晴らしい環境でしたが、雇われの身である以上、「数をこなして売上を追う」という方針があれば従わなければなりません。「もっと一人の患者さまと深く向き合いたい」という葛藤が、次第に募っていきました。
また、経営者である父の影響で、昔から「いずれは自分の手で何かを立ち上げたい」という思いもありました。そんな折、異業種の経営者の友人とランチをした際に開業の夢を話したところ、「したいと思った時が今だよ。今動いていないなら既に遅れている」と言われたんです。「いずれ必ずやるなら、なぜ今やらないんだろう」とハッとさせられました。そこから「死ぬまでに必ずしたいことなら、早くやった方が絶対にいい」というマインドが自分の軸になり、一歩を踏み出して理想のクリニックをオープンしました。
____さまざまな経験を経て、現在の診療に活きていると感じる部分はありますか?
西田倫先生周囲からはよく「一般的なお医者さんっぽくないね」と言われることがあります。私自身、ストレートに医学部へ進んだわけではなく、さまざまな業界や学問を経験してきたからこそ、患者さまと同じ目線で、フラットに寄り添えるのではないかと考えています。これまでの経歴の中で無駄なことは一つもありませんでした。経歴を見て興味を持って来院してくださる患者さまもいらっしゃり、大変ありがたく思っています。
また、理系出身のバックグラウンドのせいか、治療を行う際も頭の中で無意識にシミュレーションや計算を行う癖があります。例えば糸リフトの施術を行う際も、「この方向に、このベクトルで引くと、組織がどのように動いてどうバランスが整うか」という構造的なアプローチを常に立体的に描きながら治療にあたっています。きっちりとロジックを立ててアプローチしていく点は、昔学んだ物理学的な視点が活きている部分かもしれません。
多角的なアプローチでその人らしさを引き出す「トータルバランス」の診療

____クリニックには、どのような悩みを持つ患者さまが多いですか?
西田倫先生特定の一つの施術を目的に来られる方よりも、「自分自身ではここが気になっているけれど、全体のバランスを見て、先生から見てまずはどこから治療を始めるのがベストですか?」というように、お任せいただくご相談が非常に多いです。
____先生が特に力を入れている施術について教えてください。
西田倫先生どれか一つを選ぶのが難しいくらい、提供している治療はすべて好きなのですが、強みを挙げるならば「外科と皮膚科の知見をまんべんなく融合させたトータルなアプローチ」です。今の美容医療業界は、特定の手術や治療に特化した先生が増えるなど細分化が進んでいますが、私は解剖学的な外科医の視点を持ちながら、ボトックスやヒアルロン酸といった注入、マシン治療、さらにはクマ取りや眉下切開といった外科的手術までをトータルで診ることに注力しています。
「解剖がわかっているドクターに糸リフトをやってほしい」「手術ができるドクターにボトックスを打ってほしい」というニーズは非常に多いですし、何より私自身が1ミリ単位の細かいバランスを気にする性格でもあります。患者さまの過去の治療歴や現在のお悩みをフラットに伺い、一つの治療に偏らずにお顔全体を整えることこそが私の使命だと考えています。
____施術の流れについて教えていただけますか?
西田倫先生患者さまがご来院されましたら、まずはカウンセリングルームにお通しし、ご自身のタブレットを使って問診票に入力していただきます。その後、私がお待ちしている診察室へ移動していただき、直接お話を伺います。診察室では、これまで受けたことのある治療や、今のお悩みについて詳しく伺った上で、ご希望されている施術が本当にお肌や骨格に適しているかを見極めていきます。「なんとなく今の状態が嫌だ」というような、上手く言語化できない漠然としたお悩みでも、お話ししていく中で「実はこれが根本的な原因だったんだ」とご自身で納得されるケースも多いです。一緒にベストな治療法を考え、いくつか選択肢をご提案させていただきます。
診察が終わりましたら、再度カウンセリングルームに戻っていただき、ご予算やスケジュールを考慮しながら、カウンセラーと当日行う治療を最終決定しますね。もちろん、その日は一切施術をせずに一度お持ち帰りいただいて、後日LINEでご連絡をいただく形でも全く問題ありません。
診察において最も大切にしているのは「患者さまのお気持ち」

____クリニックの雰囲気について教えていただけますか?
西田倫先生内装は私自身の好みを反映して、無駄のない、すっきりと落ち着いたシンプルな空間にしています。また、一人ひとりの患者さまとじっくりと向き合う時間を確保するため、同じ時間帯にご予約を詰め込むようなことはせず、のびのびとリラックスして過ごしていただける環境づくりを大切にしています。
スタッフ同士の仲が非常に良く、和気あいあいとしたアットホームな雰囲気なのも特徴です。医療機関を受診される際はどなたでも緊張されるものですが、何気ない日常の会話なども気軽に交わせるような、話しやすい空気感を心がけています。院内では常に「患者さまファースト」をプロ意識として徹底し、一ミリたりとも嫌な思いをせず、笑顔でお帰りいただけるような快適な空間を提供することにこだわっています。
____先生が知識や技術をアップデートしていく上で、普段から取り組まれていることはありますか?
西田倫先生学会や勉強会への参加、教科書や最新の論文の読解といった日々の研鑽は医師として欠かせません。それに加えて、かつての同僚や周囲のドクターの先生方と直接ディスカッションを行い、臨床における最新の知見やアプローチについてフラットに情報交換を行うことも非常に大切にしています。
____診察を行う上で、先生が最も大切にされていることは何でしょうか?
西田倫先生何よりも「患者さまご本人のお気持ち」を一番大切にしています。カウンセリングでは、まず患者さまが抱えている漠然としたお悩みや、なかなか言葉にできない「なんとなくここが嫌だな」という思いを丁寧に拾い上げることから始めます。私の方から特定の治療を無理にお勧めすることは決してありませんし、当院で提供できる治療だけに固執するのもしないようにしています。場合によっては、「他院で扱っているこのようなマシンや治療法も選択肢として検討してみてはいかがですか」とフラットにアドバイスすることもあります。患者さまのライフスタイルや理想に合わせ、最適な選択肢を一緒に考えていく存在でありたいです。
____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。
西田倫先生美容医療のクリニックと聞くと、まだ敷居が高く感じられたり、自分の悩みをうまく説明できるか不安に思われたりする方も多いかもしれません。「朝、鏡を見たときになんとなく気になる」「具体的にどうしたいかは分からないけれど、少し今の状態を変えたい」といった、どのような漠然としたお悩みでも大歓迎です。まずは気軽にお話を聞かせていただく感覚で、リラックスしてご相談にいらしてください。みなさまのお気持ちに寄り添い、毎日を笑顔で過ごせるお手伝いをさせていただきます。



