愛知県安城市にある咲くらクリニックには、独自のにきび治療法があったり、日本でもまだ珍しいたるみ治療機器が導入されていたりします。そんな最先端の治療が受けられるのは、院長の小林直隆先生がとても研究熱心で、常に情報をアップデートし、よりよい治療法を探されているからです。小林先生に、クリニックのおすすめメニューなどについてお伺いしました。
____先生が形成外科に興味を持たれたきっかけを教えてください。
小林直隆先生僕はもともと手先を動かすのが好きだったので、細かい仕事がしたいなと思っていました。医大卒業後はマイクロサージャリーといって神経や血管をつなぐ仕事に興味をもち、形成外科医を目指しました。
____今のクリニックでは形成外科だけでなく、皮膚科や美容皮膚科も扱われていますが、皮膚科はどういった経緯で興味を持たれたのでしょうか。
小林直隆先生当院にこられる患者さまの90%が皮膚科で受診されるのですが、実は最初は皮膚科にあまり興味がなかったんです(笑) でも、若い頃に赴任した病院で皮膚科について詳しく学んだときに、皮膚科も形成外科と同じくらい見た目を変えられることを知り、皮膚科も面白いなと興味を持ちました。 そこから色々なところに勉強をしに行ったり論文を読んだりして、皮膚科診療を習得していきました。
独自の治療法でにきびを劇的に改善
____クリニックに来られる患者さまのお悩みで多いものを教えてください。
小林直隆先生にきびとアトピー性皮膚炎の方が多いですね。 特に、以前はにきび薬の処方量が日本一だったほど、にきびでお悩みの患者さまにはたくさん通って頂いています。 当院では医療脱毛器のジェントルレーズ*1を用いてにきび治療をおこなっているのですが、この治療法によって保険診療では十分な改善が得られない難治性にきびであっても、かなり良い成績を出すことができます。
____医療脱毛器を使ってにきびの治療というのは初めて聞きました…!
小林直隆先生12年くらい前にある患者さんをきっかけに発見した、独自の治療法です。
この治療法についてはこれまで講演会などでもたくさんお伝えしてきましたし、先日も美容皮膚科学会で発表させて頂きました。
ジェントルレーズは全国に4,000台くらいあるので、適切にレーザーを当てれば、どこのクリニックでも難治性にきびの治療ができるようになるので、もっと広まってくれたらいいなと思っています。
日本にまだ数少ないソフウェーブをいち早く導入
____美容医療ではどういったお悩みが多いのでしょうか。
小林直隆先生たるみのお悩みが多いですね。当院にはまだ日本ではほとんど取り扱われていないソフウェーブ*2というたるみ治療機器を導入しているのですが、とても効果が高いのでおすすめです。
____ソフトウェーブは初めて聞きました。どういったものなのでしょうか。
小林直隆先生ハイフがSMAS筋膜に熱を加えるのに対して、ソフウェーブは真皮に熱を加えてたるみを改善する機器になります。
____ソフウェーブの魅力について教えてください。
小林直隆先生施術中は結構痛いのですが、その割にダウンタイムがなく、火傷などのリスクも低いところが魅力です。
実際に患者さまに当ててビフォーアフターで見てみると、ハイフよりもソフウェーブの方が引き締め感が強く、効果をしっかり感じられます。
____ハイフでも十分効果を感じていたので、それよりも効果感があるのであれば気になります…!
小林直隆先生ソフウェーブは真皮にしか熱を加えないので、ハイフで顔がコケてしまうというタイプの方でも受けて頂くことができますし、お肌にハリも与えてくれるのでおすすめです。 当てた直後からでも十分変化を感じられますが、効果のピークは2ヶ月後。またその効果は半年くらい持続します。 僕の妻も受けたのですが、受けた数時間後に鏡を見たら自分の知らない自分がいる、と驚いていました。
____たるみ治療にはソフウェーブがいいということですね。
小林直隆先生はい、そうです。もう一つ。顔に注入剤を入れるのが嫌だという方にもソフウェーブはかなり有効だと思います。 ただ顔面のボリュームロスが大きい人に関しては、やはりヒアルロン酸*3を注入する方法がよいと思います。
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0.1mmにもこだわって美しい仕上がりを目指す
____先生が施術される際に気をつけていることがあれば教えてください。
小林直隆先生ソフウェーブは気をつけることがほとんどないくらい安全な機器なので、ソフウェーブへのこだわりはないのですが、手術に関してはとてもこだわってやっていますよ。
冒頭でもお話ししましたが、手先を使うのが得意なので、手術は得意です。
手術はいかに美しい瘢痕(傷あと)を残すかにこだわっていて、抜糸をしたときに0.1mmの段差もなく綺麗に仕上げるように心がけています。
____傷跡が美しく目立ちにくいようにとこだわって頂けるのはとてもありがたいです。
小林直隆先生ヒアルロン酸の注入にもかなりこだわりをもってやっています。 マニュアル通りにやるのではなく、自分なりの哲学をもって施術しています。どうやったらより美人に見えるのか、美人顔の研究をしています。 美しく見える顔のバランス、黄金比ともいわれますが、これは古今東西ずっと変わらないんですよね。そういった普遍的な美しさを仏像などの美術品から学んで治療に生かしています。
_____最後に、先生が患者さまと向き合うときに大切にされていることを教えてください。
小林直隆先生「やってよかった」「ここに来てよかった」と思ってもらえるような技術を提供できるように心がけています。だから今でも研究を続けていますし、腕を磨くように努力しています。 また「できない」ということをなるべく言いたくないのでレーザーなどの機器をたくさん揃えて、患者さまの希望にできるだけ添えるように努力しています。