クマ治療の名医
當山拓也先生 
当山美容形成外科

沖縄県那覇市久茂地にある「当山美容形成外科」。今年で開院75周年を迎える同院は、祖父・父・そして現院長の當山拓也(とうやま たくや)先生と、親子三代にわたって沖縄の美容医療を支えてきた歴史あるクリニックです。形成外科の知見に基づいた美容医療を提供し、目元の治療(クマ取りなど)のほか、アラガン社より注入指導医(ファカルティー)としての委嘱を受けている當山先生に、医師を志したきっかけや、独自の強みであるクマ治療、そして診療において最も大切にしている思いについて詳しく話を伺いました。

開院75周年、親子三代で紡ぐ美容形成外科

____先生が医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?

當山拓也先生非常にシンプルな理由なのですが、やはり自分の親や祖父が医師だったという環境が一番大きいです。現実的には、学生時代に数学が得意で理系に進んだ際、将来を見据えて真っ先に思い浮かんだのが医師という職業でした。実家が美容外科・形成外科を営んでいましたので、ごく自然な流れでこの道を志すようになりました。

____親子三代で美容形成外科を承継されているのは、全国的にも非常に珍しいですね。

當山拓也先生当院は今年で75周年目を迎えます。私たちの家系は昔から「人がやらない新しいことに挑戦するのが好き」という気質があり、まだ日本で形成外科が正式な標榜科になる前に、祖父がその先駆けとなった大森清一先生(日本で初めて形成外科を創設した医師)と深く懇意にさせていただいたのが始まりです。その後、父も東京警察病院の形成外科へ弟子入りして技術を学び、沖縄へ持って帰ってきました。私にとっても、この世界に身を置いて美容医療を行うことはごく当たり前のことでした。

____お父様は美容医療の世界で大変著名な方ですが、やはり当時から「いずれは沖縄に戻って跡を継ぐのだろう」という周囲からの期待や、ご自身の中での意識はあったのでしょうか?

當山拓也先生実は、私は中学時代から沖縄を離れて県外の進学校の寮で育ち、大学も東京でした。そのまま東京の美容外科で就職し、結婚して子どもを育てて家も買っていたので、当初はあまり沖縄に戻るつもりはなかったのです。しかし、子どもの進学などライフステージのタイミングが重なり、「今帰らなければ一生後悔するかもしれない」とふと思い立ち、家族に相談して10年ほど前に沖縄へ戻ってきました。

外科・非外科の両面からアプローチする「クマ治療」の強み

____クリニックにはどのようなお悩みを持つ患者さまが多く来院されますか?

當山拓也先生一番多いのは「しわ・しみ・たるみ」といったエイジングのお悩みです。年齢層としては60代〜70代、時には80代の方もいらっしゃいます。当院の大きな特徴は、祖父や父の代に治療を受けられた患者さまのお子様やお孫さまなど、親子二代、三代にわたって通ってくださる方が非常に多いことです。「60年前にここでほくろを取ったから、今度は目の手術をお願いしたい」と来てくださる方もいて、地域に根差した長い信頼関係を実感しています。

____先生が特に注力されている「クマ治療」について、具体的な特徴を教えてください。

當山拓也先生私自身のもう一つの特徴として、ヒアルロン酸やボトックスの注入治療に多く携わっていることが挙げられます。世界的な製薬メーカーであるアラガン社の注入指導医(ファカルティー)を務めており、正しい注入知識や技術の普及に努めています。近年、注入治療の普及に伴い、適切な知識や技術の重要性が改めて叫ばれていますが、これは製薬会社としても非常に重視している点です。経験を積んだ形成外科医が、顔の解剖学的な知識をもとに正しい注入方法を指導・実践することも、クリニックでの診療と並ぶ大切な役割だと考えています。

クマの治療についても、手術(切らないクマ取りなど)と非手術(ヒアルロン酸など)の両方の選択肢をご用意し、患者さまに合わせてご提案できることを重視していますね。顔の解剖構造を正しく理解していれば、「この状態にはヒアルロン酸でアプローチできる」「この状態には手術が必要だ」という適切な判断が可能です。治療の選択肢を幅広く持ち、解剖学的な診断力に基づいて患者さま一人ひとりに適した方法をご提案できることが、当院の特徴だと考えています。

また、私たちアジア人は骨格的に頬骨の下(上顎の前面)がくぼんでいる「ネガティブベクター」と呼ばれる特徴を持つ方が多く、これによって年齢に関わらず、若い方でもクマが目立ちやすくなる傾向があります。一般的には「年齢とともにクマが目立つ」と思われがちですが、実はこうした骨格的な要因も大きく関わっているのです。

____施術の流れについて教えていただけますか?

當山拓也先生まず診察を行い、なぜクマが目立っているのかなど、患者さまの現状を丁寧にご説明します。次に大切にしているのが、患者さまのゴールをしっかりお伺いすることです。私たちが考える状態と、患者さまが思い描く「理想の状態」が異なっていると、施術後に満足度のずれが生じてしまいます。美容医療においては、このゴール設定を医師と患者さまとの間でしっかりと一致させることが非常に重要だと感じています。

ゴールをすり合わせたうえで施術を行い、その後はヒアルロン酸であれば定期的なメンテナンスのご提案など、継続的にサポートしていきますね。クマの改善を入り口に、患者さまがより若々しく見られたい、疲れた印象を変えたいといった目標を持たれている場合は、その先の治療にも一緒に取り組んでいきます。

____施術が終わった後も、継続的なお付き合いが続いています。

當山拓也先生ヒアルロン酸などの注入治療であれば、時間とともに吸収されるため半年に1回、あるいは1年に1回といった定期的なメンテナンスで状態をキープしていきます。

また、クマを治療したいという思いの先には、「若く見えたい」「疲れた印象をなくしたい」といった、さらに本質的な目標が隠されています。患者さまによっては「結婚式に間に合わせたい」「同窓会がある」など、具体的なライフイベントをゴールにされていることも。ただクマを消すだけでなく、その先にある患者さまの理想のイメージを最初の段階で共有し、10年後、20年後も若々しく健やかでいられるよう、美のかかりつけ医として人生に寄り添い、伴走していくことが私たちの使命だと考えています。

患者さまそれぞれの「物語」に耳を傾けることを大切に

____先生が日々、知識や技術をアップデートするために行っていることはありますか?

當山拓也先生学会では講演や座長を務める機会が多く、アウトプットする立場になることが増えました。ただ、アウトプットのためにはその何倍ものインプットが欠かせません。そのため、海外の医師との交流を積極的に行っています。モナコやマレーシア、オーストラリアなど、韓国に限らず世界各国に足を運び、現地の医師と技術交流を行うことで、最新の知見を取り入れるようにしています。

____診察において、先生が最も大切にされていることは何でしょうか?

當山拓也先生患者さまがクリニックに来院されるまでには、必ずその方なりの背景やストーリー、いわゆる「ペイシェントジャーニー」があります。クリニックに来るというのは、患者さまにとって決してハードルの低いことではありません。なぜそのお悩みが気になったのか、どのような経緯でクリニックを選び、予約を取るに至ったのか。そうした背景をきちんと理解したうえで診察に臨むことを、最も大切にしています。

____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。

當山拓也先生今の時代、SNSなどでさまざまな情報が手に入りますが、自分に合った主治医を見つけることは、インターネットの情報だけでは難しいものです。地道な方法ではありますが、ご自身の足を運び、実際に会って話をしてみることが一番だと思います。「この先生になら、自分が目指すゴールを一緒に目指してもらえる」と思える医師を、ぜひご自身で探していただきたいと思います。そういう先生は、きっとどこかで見つかるはずです。

プロフィール
當山拓也先生
医療法人形成会 当山美容形成外科 / 院長 當山 拓也(とうやま たくや)

東京医科大学卒業。東京大学医学部形成外科学教室、東京警察病院、杏林大学形成外科での研鑽を経て、リッツ美容外科東京院、東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長、アヴェニュー表参道クリニック副院長を歴任。その後、地元・沖縄に戻り「当山美容形成外科」院長に就任、現在に至る。

<資格>
・医学博士
・日本形成外科学会専門医
・日本美容外科学会(JSAPS)専門医・評議員
・公益社団法人日本美容医療協会理事
・一般社団法人沖縄県医師会評議員
・一般社団法人那覇市医師会理事

問い合わせ: 098-867-2093

治療メニュー等

取材日: 2026年7月6日

◾️施術名:クマ治療
◾️施術の説明:

【ヒアルロン酸】
ヒアルロン酸は、体内にある成分のひとつで、主に皮膚に含まれ水分を保持する役目を持っています。注入治療に使うヒアルロン酸はバイオテクノロジーによって生成されたものが主原料で、不純物の含有量が非常に少なく、事前のアレルギー検査は必要ありません。また時間の経過とともに体内に吸収されます。治療部位ごとに硬さや馴染みやすさの異なる製剤を適切に選択することが治療成功の鍵となり、当院では複数の種類のヒアルロン酸を用意し、患者さまに合った製剤をご提案しています。
【ボトックス注射】
ボトックス注射とは、筋肉の動きを弱める薬剤を使用して、笑ったり怒ったりしたときにできる表情ジワを改善させる治療です。

◾️施術のリスク:
ヒアルロン酸:内出血・腫れ
ボトックス:むくみ、腫れ、内出血
◾️費用(税込価格)
【ヒアルロン酸】
・ヒアルロン酸各種(1本の料金):¥88,000 
※部位によって使い分けをします。

・PRP(フルフェイス):¥165,000
・PRP(目と口周り・首周り):各¥110,000 
・PRP(目の周辺・口周り・額):各¥55,000
※自己血液を利用した小じわ改善(自己多血小板血漿注入法)

【ボトックス】
・前額部(額):¥55,000
・カラスの足跡(目尻):¥33,000
・バニーライン:¥33,000
・目の下:¥33,000
・頬:¥33,000
・カラスの足跡+目の下:¥55,000
・カラスの足跡+目の下+頬:¥66,000
・眉間の縦ジワ:¥33,000
・ガミースマイル:¥33,000
・上口唇のシワ:¥33,000
・下顎部のシワ(梅干し):¥33,000
※上記メニューの1ヵ月以内の追加料金は¥3,300です。

・ターキーネック:¥77,000
・エラ(咬筋):¥55,000
・多汗(脇):¥88,000
・多汗(手拳・足裏):¥110,000
・ふくらはぎ:¥110,000
※上記メニューの1ヵ月以内の追加料金は¥11,000です。



ライタープロフィール
今崎人実
大手インターネットプロバイダーを経て、Webデザイン事務所に所属。Webデザイナーとして医療専門サイトの構築に携わる。2021年に専業のライターに転身し取材を中心に活動。医師・看護師・放射線治療の研究所などへの取材を得意とし、ライターとして活躍中。

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