千葉県の松戸駅東口から徒歩3分、アクセス抜群の立地にある、レディースクリニックK。院長の清川寧子先生は、婦人科から美容皮膚科まで女性の健康・美容をトータルでサポートされています。清川先生いわく、婦人科トラブルがニキビなどの肌荒れの原因になっていることもあるのだそう。今回の取材では、女性特有の悩みの対処法から肌トラブルを防ぐために必要なことまでお話を伺いました。
長く通いやすい医院を目指して婦人科を中心に女性の悩みをケア
____先生が婦人科医を目指したきっかけを教えてください。
清川寧子先生私の家系は代々医師の家系で、祖父母も医師だったため、家庭環境の中で自然と医師を目指しました。正にここの場所で祖父母が内科外科の医院を開院しており、女性であることから、女性のお悩みに寄り添いたいと考えて婦人科を専攻しました。
____代々医師の家系でいらっしゃるのですね。どのような経緯で開業されたのでしょうか?
清川寧子先生松戸市が地元でしたので、松戸の女性を中心に女性特有の悩みを解消できたらと考え、開業するに至りました。今では祖父母の医院を継承する叔母のクリニックの隣にクリニックを構えています。
____現在のクリニックでは美容皮膚科も扱っているとのことですが、婦人科だけではなく、美容にも専攻を広げたきっかけはありますか?
清川寧子先生皮膚科の領域であるニキビ等の症状は、生理不順などの婦人科疾患が原因となることも多いんです。婦人科の治療は続けて通っていただくことが大切なのですが、生理の異常などは、ある程度症状が落ち着いてしまうと治療をやめてしまう患者さんがいらっしゃいます。 一方で、ニキビやシミ治療などの美容皮膚科の分野は、効果が出ると喜んでくださる患者さんが多くて。こうした「美容」の面からでも、治療を継続してくださる方が増えてくださると良いなと感じて、美容皮膚科の分野も美容クリニックで10年間ほど勤務しながら勉強しました。
婦人科のトラブルはお肌の状態へ影響することも
____先生のクリニックではどのような患者さんがよく来られるのでしょうか?
清川寧子先生20代の子宮がん健診から更年期障害を抱えた年齢の高い方まで、女性特有のお悩みを持つ患者さんが幅広く来られます。9割は婦人科系のお悩みで来られる方が多く、婦人科系の診察や健診を糸口として、ニキビやしみ治療といった美容に関する悩みをサポートすることが多いです。
____婦人科疾患がお肌の状態に大きく影響することもあるのでしょうか?
清川寧子先生影響は大きいですね。例えばニキビは病気ではないという時代が昔はありましたけど、ピルを服用するだけでニキビが劇的に治るケースもあります。 ニキビごときで相談して良いのかと迷われる患者さんもいらっしゃるのですが、婦人科の治療をきっかけに個々の患者さんへお悩みを聞き、まずは保険診療から対応しています。
____ピルだけでニキビが劇的に治ることもあるんですね!ただピルなどの治療に、少し抵抗がある方もいると思います。こうした方にはどのような説明をしていらっしゃいますか?
清川寧子先生患者さんの中ではピルなどの治療薬を使うことに不安感を持たれる方もいらっしゃいますね。こうした方には、今起こっている病態から、なぜ薬による治療が必要なのかを丁寧に説明するようにしています。 例えば、ピルを続けて服用することは妊娠した状態と同じ状態にすることなんです。毎月の生理は、子宮内膜を増殖させ、剥がれおちるサイクルを繰り返しますが、これは妊娠の予行練習なんですね。 ピルを服用することで内膜が剥がれ落ちず、痛みもなくなる。むしろピルを服用することで排卵を止めることができるため、卵を温存できるというメリットもあります。妊娠すること自体は怖いこととは考えにくいですよね。
____確かに。きちんと先生から説明を受けることで納得して治療が始められそうです。治療の他にも普段から肌トラブルを起こさないために出来ることがあれば教えてください。
清川寧子先生肌トラブルを防ぐためには毎日のスキンケアが大切です。化粧品に気を遣ったり日焼けしないことも重要ですが、特に大事なスキンケアは洗顔です。 ニキビなどは毛穴の詰まりから起こってしまうため、ニキビ専用の洗顔フォームを使って優しく洗っていただくだけでも大きく変わる事があります。 生理が不定期にしか来ないなど、婦人科系のトラブルがある方はそれが原因になっていることも考えられます。気になる症状がある方はスキンケアを変えると同時に婦人科を受診しましょう。
VIO脱毛など、相談しづらい悩みも対応
____先生のクリニックでは、自費診療も対応してくださるのでしょうか?
清川寧子先生もちろん、レーザー治療等や美容注射、ボトックスなどの自費診療メニューも取り扱っています。ニキビなどの肌トラブルに対する治療は、患者さんのご負担がないよう、まずは保険診療から始めます。 自費診療は、保険診療で治らないものに対応したり、患者さんのニーズがある場合にご提案しています。
____先生がその中でもオススメするメニューはありますでしょうか?
清川寧子先生例えば、医療脱毛ではソプラノ ICE Platinum(Trio)*1という最新の機械を使っています。こちらは3波長を同時に照射するため、あらゆる深さの毛にアプローチができたり、以前の昔に比べると痛みが1/10ほどで受けることができます。
____医療脱毛はエステ脱毛よりも効果が高そうですが、痛みが少ないのは嬉しいですね!
清川寧子先生まず、脱毛は医療行為です。痛みが少ないのに加え、従来のレーザー脱毛では対応しきれなかった産毛や細い毛に対しても有効です。特にVIO脱毛はレーザー脱毛で痛みが出やすいためオススメです。こうしたデリケートな部位は女性スタッフしかいない婦人科クリニックなどでは受けやすいのではないかと思います。 ツルツルに綺麗にするまで行かなくても、カミソリ等で処理している方は処理する回数が少なくなるだけでも皮膚への負担をぐっと減らすことができます。
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____最後に婦人科に行ってみたいけど不安を感じている方に対して一言あればお願いします。
清川寧子先生初めての方にとっては、婦人科のハードルは高いかもしれませんね。HPVワクチンや子宮がん健診など、まず1度何かをキッカケに来院いただけると、ハードルが下がるかもしれません。 生理不順や不正出血があると異常だと感じて婦人科を受診される方は多いのですが、痛みを伴う生理痛も立派な保険診療の対象です。痛み止めの薬を使用している時点で生活への支障が出ているため、治療の対象となります。 生理痛が起こっている時点で何らかの炎症が起こっていることに繋がりますので、ぜひ婦人科の受診をご検討ください。 がん健診もそうですが、婦人科は定期的に通い続けていただく必要があります。そのためスキンケアも含めて、その場で気になることは何でも気軽に相談できる場であればと考えています。健診だけでスキンケアなんて…と思わず、お金も時間もかけずにできることを診察の中で提案していくよう今後も努めていきます。