プレコンセプションケアの名医
白井怜子先生 
千歳烏山ウィメンズクリニック

千歳烏山駅から徒歩1分の好立地にある「千歳烏山ウィメンズクリニック」。院長の白井怜子(しらい れいこ)先生は、国立浜松医科大学を卒業後、大学病院や総合周産期センター、不妊治療クリニックなどで豊富な経験を積み、2026年4月にクリニックを開院されました。思春期から更年期、さらにその先の世代まで、女性のライフステージに寄り添い、将来の妊娠を見据えた「プレコンセプションケア」にも力を入れている白井先生に、医師を志したきっかけや、診療において大切にしている思いについて詳しく伺いました。

「人の役に立つ仕事を」手話との出会いから医師の道へ

____先生が医師を志したきっかけを教えていただけますか?

白井怜子先生子供の頃から医療が身近な環境にあったということもありますが、一番大きかったのは中高生の時にクラブ活動で手話を勉強していた経験です。当時は本気で手話通訳士になりたいと親に相談したのですが、現実的にそれで自立して食べていくのはなかなか難しいのではないかと諭されたことがありました。「人の役に立つ仕事をしたい」という強い思いがあったため、それならば同じように深く人と関わり、体全体を総合的に学べる医療の世界へ進もうと考え、医学部を目指すことにしました。

____産婦人科を選ばれたのはどのような理由からでしょうか?

白井怜子先生医学部4年生の時に産婦人科の授業を受けて純粋に面白いと感じたのが始まりですが、確信に変わったのは5年生の時の病院実習です。初めてお産の現場に立ち会わせていただく機会があり、その時の空気感に深く感動しました。女性にとって出産は本当に大変な経験ですが、赤ちゃんが生まれた瞬間の、おめでとうという言葉だけでは言い表せない温かい雰囲気や、母になった女性の晴れやかな表情に触れることができました。それを見て、私もこのお産の現場に関わる産婦人科医になろうと心に決めました。

____その後、不妊治療にも長く携わってこられたのですね。

白井怜子先生一般の産婦人科医としての診療を行いながら、不妊治療専門のクリニックにも10年以上勤務していました。産婦人科の領域では、不妊治療を専門とする医師は生殖医療に特化し、一般診療を担う医師は高度な不妊治療に携わらないことが多く、それぞれの専門分野が分かれる傾向にあります。そのような中、私は幸いにも両方の現場で長く経験を積む機会に恵まれました。一般婦人科と高度な生殖医療の双方に携わって得られた知見は、現在の私の診療の大きな支えとなっています。その経験や知識を地域のクリニックで患者さんにしっかり還元したいと考えています。

____クリニックを開業されるまでの経緯や、診療にかける想いを教えてください。

白井怜子先生約20年間にわたり勤務医として様々な病院で研鑽を積んできましたが、育児や環境の変化を経て自分の時間ができた際、これまでの診療経験を生かして、より患者さんと近い距離で向き合いたいと考えるようになりました。大きな病院よりも気軽に相談できる「町のかかりつけ医」のような場所を作ることで、患者さんが不安を抱えたときに一歩を踏み出しやすくなればと思い、開業にいたりました。

身近な「町のクリニック」だからこそできる将来へのアドバイス

____クリニックにはどのような患者さんが多く来院されますか?

白井怜子先生妊婦健診を目的とした方、婦人科疾患の相談で訪れる方、不妊に関する相談を希望する方など、特定の悩みに偏ることなく、幅広い層の患者が来院されています。婦人科で通院しながら、あわせて美容メニューを利用する方もいるなど、来院理由は一つに限らないそうです。

____現在、特に力を入れている「プレコンセプションケア」とはどのようなものでしょうか?

白井怜子先生プレコンセプションケアとは、将来の妊娠に向けて自分自身の体の状態をチェックし、健康管理を行うことです。当院では、本格的な不妊治療に進む前段階の方や、今はピルを服用しているけれど1〜2年後に妊娠を考えているという方の相談も広く受け入れています。例えば、妊娠前に風疹や麻疹(はしか)の抗体価を調べて必要に応じてワクチンを接種したり、卵巣予備能(卵巣の中に残っている卵子の数の目安)や妊娠や流産のリスクに関わる甲状腺機能などを事前に検査したりしておくことが大切です。身近なクリニックだからこそ、それぞれの年齢やライフプランに合わせた最適なアドバイスができるよう努めています。

____プレコンセプションケアやブライダルチェックは、実際にはどのような流れで行われるのでしょうか?

白井怜子先生来院後は、まず問診を通じて、今すぐの妊娠を望んでいるのか、数年先を見据えているのか、年齢や体の状態はどうかなど、患者さんごとの状況を丁寧に伺ったうえで、医学的根拠に基づいた必要な検査を提案します。決まった一つの検査だけを行うのではなく、検査結果を踏まえて、その方に合った今後の見通しや医学的に正しいアドバイスを伝えていくというのが、プレコンセプションケアの基本的な流れです。

なお、東京都在住の方であれば、東京都が実施している「東京プレコンゼミ」を受講した方については、検査費用の補助(上限3万円)を受けられる制度があります。当院では、女性だけでなく男性についても「東京プレコンゼミ」での検査(精液検査など)が可能です。

気軽に相談できる「かかりつけ医」でありたい

____クリニックの雰囲気や特徴について教えていただけますか?

白井怜子先生当院のロゴマークや内装には、私が好きなブルー・グリーンをテーマカラーとして取り入れています。全体として、落ち着いた居心地の良い空間づくりを意識しています。それほど広いクリニックではないため、土曜日など混み合う時間帯はお待たせしてしまうこともありますが、少しでも患者さんがリラックスして過ごせるよう、スタッフ一同丁寧な対応を心がけていますね。

____知識をアップデートするために、普段行っていることはありますか?

白井怜子先生クリニックの診療と並行して遠方の学会に足を運ぶことは容易ではありませんが、近年は多くの学会がハイブリッド形式(現地とオンラインの同時開催)を導入しています。そのため、関心のある講義や必要なセッションをオンラインで受講し、深く学ぶことができるようになりました。こうした環境も積極的に活用しながら、最新の医学的知見を取り入れ、知識を継続的にブラッシュアップするよう心がけています。

____診療において最も大切にされていることは何でしょうか?

白井怜子先生まず前提として、専門的な知見とエビデンスに基づいて正しく評価・診断し、患者さんに分かりやすく説明することを大切にしています。そのうえで、月経がなかなか来ないことに不安を抱えながら勇気を出して来院する若い患者さんも少なくないため、そうした患者さんの気持ちに寄り添い、安心して相談できる雰囲気づくりを意識しています。「ここに来て、相談してよかった」と思っていただけるような、確かな医療と通いやすさを兼ね備えたクリニックを目指しています。

____最後に、この記事をお読みの患者さんへメッセージをお願いします。

白井怜子先生今起きているトラブルの対処だけでなく、ご自身の将来を長い目で見たとき、今できることや必要な検査を的確に見極めてお伝えすることが私たちの役割だと考えています。当院は、どんなことでも気軽に質問していただける雰囲気を大切にしています。どうぞ緊張なさらず、患者さんの健康と未来のために、いつでも頼っていただければ幸いです。

プロフィール
白井怜子先生
千歳烏山ウィメンズクリニック/院長 白井 怜子(しらい れいこ)

国立浜松医科大学卒業。都立大塚病院にて初期研修を終えた後、東京医科歯科大学病院、土浦協同病院(総合周産期センター、地域がんセンター)にて後期研修を行う。その後、日産厚生会玉川病院、田園都市レディースクリニック(不妊治療クリニック)、よしかた産婦人科に勤務し、一般産婦人科および不妊治療の豊富な臨床経験を積む。2026年4月、「千歳烏山ウィメンズクリニック」を開院し、現在に至る。

<資格>
・医学博士(東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 博士課程修了)
・日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
・日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医
・日本産科婦人科遺伝診療学会 認定医(周産期)
・日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法(NCPR)Aコース修了
・母体保護法指定医

<所属学会>
・日本産科婦人科学会
・日本女性医学学会
日本産科婦人科遺伝診療学会

問い合わせ: 03-6382-9277

治療メニュー等

取材日: 2026年6月28日

◾️施術名:東京プレコンゼミ
◾️施術の説明:
東京都が実施している「東京プレコンゼミ」というオンライン講習を受講し、受講証を持って当院などの登録医療機関を受診いただくと、プレコンセプションケアに関わる検査費用について東京都から最大3万円の補助が受けられる制度があります。
◾️施術のリスク:
なし

◾️費用(税込価格)
代表的なものとしては
・超音波検査:3,300円
・風疹抗体検査:2,200円※
・麻疹抗体検査 2,750円※

※世田谷区在住の方は事前に区に申請することで無料で受けられる場合があります
・甲状腺機能検査(TSH, fT3, fT4):3,850円
・卵巣予備能検査(AMH):6,600円

月経不順や不正出血など自覚症状がある場合は、保険診療の対象となることがあります。



ライタープロフィール
今崎人実
大手インターネットプロバイダーを経て、Webデザイン事務所に所属。Webデザイナーとして医療専門サイトの構築に携わる。2021年に専業のライターに転身し取材を中心に活動。医師・看護師・放射線治療の研究所などへの取材を得意とし、ライターとして活躍中。